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会話のドッジボール

何かの動画内で『会話のドッジボール』という言葉を聞いたのが、何となく心に残りました。『会話のキャッチボール』という言葉は、割と広く使われていますが、『会話のドッジボール』は初めて聞く言葉でした。

会話のキャッチボールとは、何かの質問に対し答え、その上で話題を振り、また相手に答えてもらうということを繰り返すことです。どちらかが一方的にはならず、お互いに同じ位に話すことができると、会話のキャッチボールが成立したことになります。会話のキャッチボールはコミュニケーションの基本です。

しかし会話のキャッチボールが苦手で、一方的に話したり、発言せずに聞き役に徹する人もいます。カウンセリングなどでは、傾聴けいちょうといって自分の意見を述べずに相手の言うことをひたすら聞くことがありますが、これは特殊な場合です。相手の言うことも聞き、自分の意見も主張できるのが対等なコミュニケーションだと考えます。

冒頭の”会話のドッジボール”からは、敵意を剥き出しにして、自分の意見を一方的にまくし立てるイメージが浮かびます。一方的に自身の意見を押し付ける職場の上司や同僚、あるいは学校の先生や同級生はいませんか?。心当たりがある人は少なくないと思います。

そんな殺伐とした職場や学校では、いい仕事や勉強は出来ません。ドッジボールは楽しいスポーツですが、会話のドッジボールは良くありません。ドッジボールより、キャッチボールです。

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