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人類は意外としぶとい

人類はその進化の過程で、1万人程度(諸説あり)と極端な数まで減少したのに、今では70億人以上の数に増加しています。しかし、これまでにはペスト(黒死病)の大流行、スペイン風邪の大流行、第一次大戦や第二次大戦など、自然または人為的な最悪イベントを乗り越えて繁栄を維持してきました。人類はゴキブリ並みに意外としぶといのです。

現在のコ〇ナウイルス感染も人類の脅威ですが、長い時間のスパンで見れば、いずれ克服するのでしょう。コ〇ナ感染は、医療的には人類に負の側面しか与えませんが、社会的には正の側面が無いわけではありません。

コ〇ナ前までも、仕事でのリモート業務や学業でのリモート授業はありましたが、本格的に普及したのは、コ〇ナ以後です。何かが出来なくなると、代替の別の何かが必要になります。リモートでの仕事や授業の普及は、社会そのものを変えるエポックメーキングな出来事です。リモートワークやリモート授業が普及すると、生活スタイルも大きく変えるキッカケになります。

一昔前なら、会社の出社したり、学校に通うのが当たり前でしたが、今では当たり前ではありません。リモートワークで出来ない仕事はまだまだたくさんありますが、IT関連の仕事は、ネットワーク環境とPCさえあれば、どこでも可能です。ゴミゴミした都会で仕事する必要は全くありません。ヨーロッパなどでは、2・30年前からすでに”田舎回帰”が進んでいるそうで、遅れているのは未だに都会志向が強い日本だけだそうです。

田舎が良いと言っているのではなく、田舎も選択肢の一つだと言っているのです。都会に住みたい積極的な理由があれば、都会に住めばいいし、そうでなければ田舎でも全然問題ありません。選択肢の幅を広げるためにも、良い社会環境に変わって来ているのかもしれません。

人類はこのように、地球上でしぶとく生き延びてきました。未来で何が起こるか予想もできませんが、何らかの原因(自然災害/病気)で地球に住めなくなるかもしれません。しかし安心して下さい。NASAではテラフォーミングと呼ばれる、地球ではない惑星の地球化を真面目に考えています。

テラフォーミング(terraforming)とは、惑星や月などの天体の大気、温度、表面の地形や生態系を地球の環境に似せて意図的に変更し、地球型の生命体が居住できるようにする仮想的なプロセスのことです。元々のアイディアはSF短編小説の中で書かれたものですが、実際の科学としても研究が進められています。

『テラフォーマーズ』は、原作が貴家悠先生、作画が橘賢一先生による漫画作品ですが、火星の地球化が物語全体の背景テーマになっています。しかし、この作品で出てくるゴキブリから進化した”テラフォーマー”はちょっとグロテスクです。人類は、それを駆除するために特殊な改造手術を施した人間を作り出します。こうなると、テラフォーミングはあまり関係なくなりますね。

この物語では、人間が宇宙船で火星に行ったことになっていますが、火星に到着するにはかなりの日数がかかります。実際の一番の課題は、宇宙空間での放射線被曝だそうです。ゴキブリと人類、どちらが生き残るのでしょうか?。


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