新参者のUMA チュパカブラとジャージー・デビル
年季の入ったオールドUMAファンには馴染みが無いのが、チュパカブラです。解説するまでも無いかもしれませんが、UMAというのは”未確認生物”のことです。
チュパカブラ(Chupacabra)は、主に南米で目撃されるUMAで、吸血性です。UMAはそもそも人間と接触することが少ないので、一般的には人畜無害ですが、チュパカブラは例外のようです。
南米では、チュパカブラによって家畜の血が吸われたという報告が相次ぎ、スペイン語で”吸う”という意味の”チュパ”と、家畜である”ヤギ”という意味の”カブラ”から、『チュパカブラ(ヤギの血を吸う者)』と呼ばれるようになったみたいです。”チュパ”は、棒付きキャンディ『チュパチャップス』のチュパと同じです。
最初に目撃された国はプエルトリコで、1995年2月のことです。その後、チリやメキシコ、アルゼンチンなどの南米各地、さらにはアメリカにまで勢力範囲を拡大(？)しています。真偽のほどは分かりませんが、家畜だけでなく人間も襲われたそうです。こうなるとちょっと怖いですね。
しかし、UMAファンはガッカリするでしょうが、チュパカブラの正体が判明したそうです。チュパカブラの正体は、ひどい皮膚病を患ったコヨーテだと考えられています。コヨーテなら、家畜を襲うことも考えられますが、本当でしょうか？。正体がわかれば、UMA(未確認生物)は卒業することになります。
蛇足ですが、チュパカブラなどのUMAを調べていたら、『ジャージー・デビル(Jersey Devil)』という、これまでに聞いたことのないUMAの記事を見つけました。ジャージー・デビルは、その名の通り、アメリカのニュージャージー州一帯で古くから報告されているUMAらしいのです。
ジャージー・デビルは、体長1 - 1.8mほどで、馬・羊または鹿に似た顔で、真っ赤な目を持つ生物だそうです。胴体は黒っぽい毛で覆われており、背中にはコウモリのような翼が生えており、空を飛ぶそうです。この記述を読む限り、このUMAは悪魔(デビル)そのものです。個人的な意見ですが、実在性がかなり疑われそうなUMAです。
世界には、まだまだ未確認の生物がいるでしょう。UMAの世界は奥が深いです。