見出し画像

俺たち○○族 若者が群れていた昭和の時代

『○○族』と聞いて、どんな族を思い浮かべるでしょうか?。この回答は、世代によって大きく違うと思います。

カミナリ族というのは、今で言うと暴走族に近い人達のことで、公道をオートバイで高速走行することを嗜好していた人達を指します。カミナリ族は、今は遠い過去になってしまった昭和30年代から40年代頃に用いられていた俗称です。名前の由来は、マフラーの改造によって出る”雷のような”大きな騒音です。

みゆき族は、銀座のみゆき通り近辺にたむろしていた”ちょっとオシャレで革新的な”若者に付けられた名称です。その当時は、VANやJUNといったブランドが流行していました。この若者たちは、既成の秩序にとらわれず、自由な考え方や行動をするのが特徴でした。時代的には昭和39年頃ですから、カミナリ族と時期がダブっています。

竹の子族は、原宿の代々木公園横に設けられた歩行者天国で、独特の派手な衣装でディスコサウンドに合わせてステップダンスを踊る若者たちの総称です。この若者たちの中からは、多くの芸能人を輩出しています。竹の子族のブーム最盛期は昭和55年頃のようです。

昭和の時代は、多くの若者たちが群れて行動する時代でした。最近の若者は集団で行動することを嫌うためか、新しい○○族という言葉を聴きません。すでに○○族は、絶滅危惧種なのかもしれません。

いいなと思ったら応援しよう!