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ラグビーの試合前の踊り ウォークライ

スポーツ全般、特にラグビーで”試合前に気勢を上げるための踊り”のことをウォークライ (War Cry;戦いの叫び)と言います。一番有名なのは、ニュージーランド代表のハカ (Haka)です。このウォークライは、ニュージーランドやトンガ、フィジーなど、オセアニア地域の先住民族の風習に基づいています。彼らは、戦いの前に戦意高揚や相手を威嚇するために踊りを行なっていました。

トンガ代表のウォークライはシピタウ (Sipi Tau)と呼ばれています。シピタウでは、真っ赤なユニフォームに身を包んだ選手たちが、拳を振り上げたり、フィールドに叩きつけたりします。2015年のワールドカップ・イングランド大会では、ニュージランド代表のハカとトンガ代表のシピタウが激突しました。

サモア代表のウォークライは、シヴァタウ (Siva Tau)と呼ばれます。シヴァタウは、他の国のウォークライと比べてリズミカルで早い動きが特徴的です。また、フィジー代表のウォークライは、シビ (Cibi)と呼ばれます。シビは他の国のウォークライに比べて、踊る時間が短いのが特徴です。

ところで、日本チームにはこのようなウォクライがありません。日本にも独自のパフォーマンスがあっても良いのではないでしょうか?。日本的な感性だと、踊りで威嚇するのはちょっと違う気がします。私のアイデアは、法螺貝です。法螺貝は、修験道で山嶽修行の際、悪獣を避けるために用いましたが、戦国時代の合戦の合図でも使われました。

法螺貝でのウォークライ・ホラ"Hola"は、10秒くらいで終わりますから時間も取りません。皆さんはどう思いますか?。

※この記事を書いている最中は、日本対チリの試合が行われていましたが、その後日本が快勝しました。しかし、チリの”前進!、前進!”という闘志には感動しました。

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