オジサンのための現代用語#6 バ美肉
これまでに解説した現代用語は、元の言葉(英単語)がわかれば何とか理解できるような用語でしたが、今回は難易度が別格です。
バ美肉、バーチャル美少女受肉またはバーチャル美少女セルフ受肉の略語だそうです。しかし、略す前の言葉が判っても全く意味不明です。”バーチャル美少女”まではわかるのですが、”受肉”が分かりません。”受肉”は、サイバー空間上に構築されたバーチャル空間での、アバター(分身)に関する用語らしいです。
”受肉”というのは、”サイバー空間での肉体(＝アバター)を手に入れる”という意味で使われています。つまり、バ美肉(＝バーチャル美少女受肉)は、バーチャル空間で美少女のアバターを纏い、美少女として振舞うことを意味します。女性がバ美肉して、バーチャルYouTuber(VTuber)やバーチャルアイドルなどとして活動することもありますが、男性がバ美肉する場合もあります。
とくに成人男子(おじさん)がバ美肉した場合は、”バ美肉おじさん”と呼ばれます。男性がバ美肉する場合は、声を変えるボイスチェンジャーなどを使用し、女性として立ち振る舞うこともありますが、男性本人の地声を使ったバ美肉おじさんも結構います。
私が時々見ているデータサイエンス関連のYouTube動画に、Alcia(アイシア)という3-D美少女を使ったサイトがあります。このサイトの内容は極めて硬派で、かなりの専門知識が無いと全く理解できませんが、主人公のAIciaは”バ美肉おじさん”(サイトの主催者の男性)です。