『矢場杉チャラ男』というDQNネーム
チャラ男とは、言動が軽薄な”チャラチャラした”若い男性のキャラクターを指す若者言葉です。チャラ男は、1990年代から使われ始め、芸能人ではオリエンタルラジオの藤森慎吾さんやEXITさんが”チャラ男キャラ”として有名です。
チャラ男のイメージは人によって違うと思いますが、外見的には日サロ(日焼けサロン)で人工的に日焼けした肌、茶髪や金髪に染めた髪、ピアスなどのアクセサリー類を身につけていることなどが特徴的です。また行動的な特徴としては、ナンパと合コンに明け暮れるといったイメージです。
チャラ男は、何となくワイルドな感じがしますが、日本語には反対の意味を表わす優男という言葉があります。優男は、『①姿かたちが上品でスラリとしている男。また、性質のやさしい男。②風流・芸術を理解する男。風雅な男。』と国語辞典には書かれています。優男は、必ずしも美男子とは限りません。容姿が特に優れていなくても”上品なナリ”をしていれば優男なのです。
この前、動画を視ていたら、とてもインパクトのある『矢場杉チャラ男』という名前の人物が登場しました。珍しい苗字ですが、日本のどこかに”矢場杉”さんはいるかもしれません。しかし、”矢場杉チャラ男”という名前の人は、さすがにいないでしょう。
理由は分かりませんが、この”矢場杉チャラ男”というネーミングセンスに、私はいたく感動しました。この登場人物は、ほとんど100%、小者悪役キャラとして登場しますが、”矢場杉チャラ男”には、その小者悪役感がにじみ出ています。同じ”杉”を苗字に持つキャラクターでも、出木杉 英才君は、『ドラえもん』に登場する、学業優秀&スポーツ万能の優等生キャラです。
あなたはどちらが好みでしょうか?。