ボラードとランチャーム
何も説明が無ければ、音感から男性と女性の人名のように思いますが、そうではありません。この名前から、すぐにソレを思い浮かべられる人はどれ位いるでしょうか?。私も正直言って、ソレ自体は身近で見るけど、名前までは知りませんでした。
ボラードは、岸壁に設置して船を繋留したり、道路や広場などに設置して自動車の進入を阻止したりする目的で設置される、地面から突き出した杭です。本来の意味は、船を繋留する目的の杭でしたが、今では道路交通を制御したり指示したりするための様々な構造物のことも指しています。船用のボラードは港にしかありませんが、車用のボラードは道路や駐車場でよく見かけます。しかし、それがこんな名前だとは全く知りませんでした。
ランチャームは、大阪の旭創業が開発したポリエチレン製のタレ瓶で、1957年(昭和32年)から販売されています。このランチャームという名前の由来はランチ(昼食)とチャーム(魅力)を合成したものだと言われています。ただし、旭創業が開発したものだけがランチャームです。一般的には、鯛などの魚をモチーフにした形状のものに限っているので、醤油鯛と呼ぶ動きもあります。また、焼豚のタレの場合には、容器が豚の形状をしているものもあるそうです。
身近なものなのに、名前が無いものも多くあります。食パンのミミはよく耳にしますが、真ん中の白い部分のことを皆さんは何と呼んでいますか?。子供が小さい時に、パンのミミだけ残すので、「ミミも食べなさい!」と叱ると、「ミミは嫌い。おカオが良い」と言われました。確かに、アンパンマンや食パンマンはパンが顔になっていますが、食パンの白い部分を食パンのカオという発想はありませんでした。
この時以来、我家では食パンの白い部分は”パンの顔”と呼んでいます。
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