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 小さい頃から恐竜が大好きです。現在は、オジサンまたはオジイさんの年齢になりましたが、いまだに好きです。ティラノサウルス、トリケラトプス、ステゴサウルス・・・、あんな大きな恐竜が生きて、そこらじゅうを歩いていたかと思うと、想像するだけでワクワクします。眺めるだけで楽しい恐竜の図鑑や恐竜関連の本も40-50冊くらいは持っています。

 昨日の朝日新聞に面白い読者投稿が載っていました。投稿者の小さな孫が恐竜好きで、大昔には恐竜が生きていたことを何かで知ったらしいのです。それでお孫さんがお爺ちゃんに聞きました。「お爺ちゃんが子供の頃、恐竜はいたの?」。さすがに、いくらお爺ちゃんでも恐竜ほど年を取っていません。残念ながら、私も直接恐竜を見たことはありません。

 恐竜に関する研究は、確実に進んでいます。私が子供の頃の恐竜の知識は、新しい知見でどんどん塗り替えられています。昔のティラノサウルスは、地味な色合いで描かれていましたが、最近のティラノサウルスはカラフルです。また、羽毛みたいなものも描かれています。

 また、日本には恐竜の化石が出ないと、昔は言われていましたが、近年ぞくぞくと新しい恐竜化石が発見されています。時々、小学生や研究者ではない化石収集家などが新種の恐竜化石を発見したりしますが、これも恐竜好きには堪らないことです。ほぼ不可能だとは思いますが、恐竜の化石を私が発見する幸運を夢見ています。

 日本で最初に発見された恐竜は、ニッポノサウルス(Nipponosaurus sachalinensis)↓↓↓ です。ニッポノサウルスは、1934年(昭和9年)に樺太豊栄郡川上村で発見されたハドロサウルス科の恐竜で、白亜紀後期の約8,300万- 8,000万年前とされる地層より出土しました。当時、樺太は日本の領土でしたから、ここで発見された化石は日本の恐竜化石第一号になりました。この恐竜の模式標本は北海道大学に保管されていて、復元骨格は北海道大学総合博物館と国立科学博物館に展示されています。私は、北大と科博の両方でニッポノサウルスを見ています。

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 大型恐竜は、6500万年前のユカタン半島への隕石衝突をきっかけにして絶滅しましたが、小型化した恐竜の一部は鳥類として生き延びています。私が若い頃は、「恐竜から鳥類」は仮説の域を出ていませんでしたが、いまはほぼ常識として、研究者の間でも受け入れられています。今後も新しい発見があるかと思うと、ワクワクします。

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