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素人のオオクワガタ飼育記録
カブトムシの卵から成虫までの完全飼育の数年後、今度はオオクワガタを飼育することになりました。私の故郷は田舎でしたから、カブトムシやヒラタクワガタは比較的簡単に捕れましたが、それでもオオクワガタは別格です。天然物は同級生や近所の子が捕まえたのを、1-2回見ただけでした。
家族で田舎に帰省した時でした。町中のシャッター通りを家族で散歩していると、以前には無かった昆虫ショップが出店していました。暇つぶしに中を覗いてみると、オオクワガタの飼育セットが売られていました。飼育セットは円筒形の筒に、白い菌で覆われたクワガタ用の培養木屑と、2ミリくらいの小さな幼虫が入っていました。性別は不明ということで、私と子供用に2個買いました。確か、一個1000円だったと思います。
時々、幼虫の大きさを確かめるために、円筒カプセルを開けますが、基本は放置です。とにかく、我家の昆虫飼育方針は”放置”が基本です。秋ごろに生存確認した時には、かなり大きくなっていました。しかし、幼虫サイズの個体差が大きく、一方がオスで、もう一方がメスらしいことがわかりました。このとき、培養木屑の大半が食べられて消費されていたので、ホームセンターでクワガタ用の木屑を買ってきて、全部入れ替えました。それから、来年の夏までは、また放置です。
蛹の姿を観察したかったのですが、蛹を傷つけてしまう危険があるのでグッと我慢しました。7月になって、二匹とも無事に成虫になりました。やはり、一匹はオスでしたが、もう一匹はメスでした。オスの方は幼虫時代にカブトムシの幼虫位の大きさでしたから、成虫も結構な大きさでした。大雑把な計測ですが、6.8センチはありました。メスも4センチ以上はあったと思います。
オオクワガタは大事に育てると冬を越せる、とネットに書いてあったので、大型の昆虫ケースで大事に育てたのですが、夏の終わりごろにメスが亡くなり、冬前位にオスも亡くなりました。約二年にわたる飼育期間でした。