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超私的グルメ(20) 豆ご飯
この季節になると無性に食べたくなるのが、豆ご飯です。豆ご飯には色々な種類があると思いますが、私が真っ先に思い浮かべるのはタイトル画にあるように、エンドウ豆(グリンピース)の豆ご飯です。
小学生の頃から、豆類は大好きで、煮豆・ぜんざい・赤飯・甘納豆・黒豆、とほぼほぼ全ての豆類を愛してやみません。今から考えるとかなり幼稚な考えですが、”小学生の頃の”私の結婚相手の条件は、『煮豆を毎日食べさせてくれる人』でした。残念ながら、この条件は満たされていませんが・・・。
こんな馬鹿なことを考えるのは自分だけかと思っていたら、実際に実践されている方を知りました。大学の時の後輩の話ですが、その後輩の父親が無類の煮豆好きで、食卓には毎食必ず煮豆が出て来たそうです。たまたま煮豆を切らせて食卓に出ないことがあると、そのお父さんは丸一日不機嫌になったそうです。私以上の豆好きの話を聞いて、まだまだ修行が足りないなと、なぜか納得しました。
肝心の豆ご飯の話ですが、春先になると母がよく豆ご飯を作ってくれました。エンドウ豆はサヤごと買ってくるので、豆ムキは私が手伝いました。いつもはお使いなどを渋々こなしていた私ですが、この時だけは率先して豆ムキをしました。炊きあがった豆ご飯の香りは、何とも言えません。この時から食べるまでは至福の時間です。
料理研究家の栗原はるみさんの旦那さん・栗原礼二さんは、少し前にお亡くなりになりましたが、豆ご飯が大好きだったそうです。私が子供の頃は、名司会者としてよくテレビで見ていましたから、私の中では礼二さんの方がはるみさんより知名度が上でした。その礼二さんに、豆ご飯と豚の生姜焼きとポテトサラダを出していれば、いつも「今日は豪華な合わせだね」と言って嬉しそうに食べていたそうです。私もこの最強の組み合わせに異論はありません。
今日のお昼は、豆ご飯です。今から待ち遠しいです。