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薄毛あるある#8 薄くなった頭頂部と顎鬚
髭は、ヒトの顔から顎の下にかけて生える毛のことです。日本語では、どの場所に生えていてもヒゲという固有名詞で表現できます。しかし、漢字には、口ヒゲ(髭)、顎ヒゲ(鬚)、頬ヒゲ(髯)の区別があり、使い分けられています。英語でも、口ヒゲは mustache、顎ヒゲは beard、頬ヒゲは whisker という風に使い分けられています。逆に言うと、中国語や英語では、日本語のヒゲのように3者を統括した漢字や英単語は存在しません。
ちなみに、英語でヒゲのある状態は、ひげを表わす単語を動詞(の過去分詞)として使って、mustached、bearded、whiskeredなどと表現します。
ヒゲは男性ホルモンによって発毛が促されます。しかし、人種、個人によってヒゲの濃さにはかなりの差があります。新モンゴロイドは髭が薄く、これは寒冷気候への適応と考えられています。これは、冬期に髭を延ばしていると、吐息で凍結して顔が凍傷になるからだそうです。
また、ヒゲの生える理由については、今もって不明であるらしい。身体の保護(?)という説もよく聞かれるが、肉体的に保護が必要な幼年期にはヒゲやその他の体毛が薄いことから、俗説とされています。
成人男性では、一人当たり6,000から25,000本程度のヒゲがあり、平均すると一日当たり0.4mm程度伸びるとされています。私も頭頂部は薄いのに、ヒゲだけは律儀に生えてきます。そのため、毎日の髭剃りが欠かせません。イスラム圏では成人の証としてヒゲを生やしますが、欧米やその文化的影響を受けた地域のほとんどでは、カミソリや電気シェーバー等を用いて、ヒゲの手入れを日常的に行います。
髭剃りの歴史は古く、アレクサンドロス3世が若く見られたいという理由から史上初めてヒゲをそったとする伝説があります。しかし、実際にはそれ以前から、人間は貝殻等を用いてヒゲの手入れをしていたとされています。 何と紀元前3000年頃には、銅製のカミソリを用いて髭剃りをしていたらしいのです。
ヒゲとは異なりますが、ポツンと離れたところに一本だけ孤立して生える毛のことを、宝毛と言うそうです。マンガ・サザエさんの波平さんの頭頂部の一本毛は宝毛なのでしょうか?。