主権者意識の欠如について
少し前から東京都知事の選挙戦がスタートしました。今回は50名以上の候補者が名乗りを上げていて、大きな盛り上がり?を見せています。これまでは「誰がなっても変わらないよ」といった諦めムードがありましたが、今回はちょっと違うようです。
あまり偉そうなことを言うつもりはありません。しかし、政治を他人任せにしてはいけません。政治への無関心が政治を腐敗させます。自分が直接政治をしなくても、選挙で投票することで、信頼する誰かに任せることはできます。政治の主権者は政治家ではなく、選挙民なのですから。
主権者意識とは、選挙権を持つ人々が政治や社会のことに関心を持ち、選挙に主体的に参加する意識を持つことです。現在は18歳から選挙権がありますから、若い人たちの政治への関心が求められています。しかし、多くの若者は旧態依然とした政治の在り方に関心を失っています。
「だから若者は・・・」と言ってしまったら、そこで議論はストップします。やはり、わざわざ投票所まで足を運ぶために、”選挙が楽しめる仕組み”が必要です。暴論かもしれませんが、こんな方法はどうでしょうか。
現在の一票は、棄権しない限り、誰かのプラスの1票になってしまいます。よく知らないオジサン/オバサンに1票を投じるのには抵抗があるかもしれません。しかし、”マイナス1票”があったらどうでしょうか。当選させたい人はいなくても、落選させたい人がいればマイナス1票を入れられるのです。票数の集計は複雑になりますが、選挙の面白さは向上します。
例えばA候補とB候補のプラス投票数が1200票と1000票であっても、マイナス投票数が400と100であれば、トータルで800(=1200-400)票と900(=1000-100)票となって、B候補が当選するといった具合になります。
この方式の採用は今すぐには無理でも、一回くらいは試してみたら面白いと思うのですが・・・。それから、DXを推進するなら、電子投票は早急に実現すべきだと思います。
ところで、アメリカのバイデン大統領を応援するファーストレディのTシャツに、”VOTE(投票して)”の文字がたくさん書かれていたのには、思わず笑ってしまいました。
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