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”フリー”の違いに気を付けて

 英単語のfree は、日本語の”フリー”として、普通に使われています。一般的には”無料の/タダの”の意味で認識されていると思います。しかし、このフリーが名詞の前に来るか後ろに来るかで、全体の意味が大きく異なります。つまり、『フリー○○』と『△△フリー』で意味が異なるので、間違わないようにしましょう。

フリーワイファイやフリーペーパーのように、フリーが前に来る”前フリ―”は、無料または自由の意味になります。つまり、フリーワイファイ=無料のワイファイ、フリーペーパー=無料の本、となります。この他にも、フリードリンク、フリーパーキングなどがあります。またフリータイムやフリーセックスだと、無料ではなく”自由な”の意味になります。

それに対して、フリーが後に来る”後フリー”では、無料という意味ではなくて、不要または含まないという意味になります。メンテナンスフリーやタックスフリーでは、メンテナンス不要や税金不要の意味になります。またアルコールフリーやカフェインフリーだと、”アルコールを含まない”や”カフェインを含まない”という意味になります。

アルコールフリーは、商品の成分にアルコールを含まないことなので、お酒や化粧品などにも使えます。しかし、ノンアルコールは省略してノンアルとも言いますが、お酒類限定で使われる言葉です。ノンアルコール飲料は、お酒による健康被害を心配する人が増えたことや、アルコールが飲めない状況でもお酒を飲む気分を味わいたいという需要があることから、近年市場を賑わしています。

このノンアルビールの中には、アルコールだけではなく、健康に悪いと考えられている多くの成分を含まないものがあります。タイトル画のオールフリー(ALL-FREE)は、アルコールの他に”カロリーフリー”、”糖質フリー”、”プリン体フリー”になっています。これを見た時に、「そこまでしてノンアルビールを飲まなくても・・・」と思うのは私だけ?。

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