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DXの危険性

さて、今日はDXを推進している僕が言うDXの危険性である。

DXとは、デジタルトランスフォーメーション。

日本語で言うと電子変容?
なんて奇々怪々な言葉である。

これは昔、2020年?にコンピューターが既存のPC止まるとだから、全部新システムに変更しないといけないと言うところに端を発する。

そして、2020年問題で問題は過ぎ去ったが、政府はこれかっこよくね?

と言う理由で、デジタル推進のちょっとかっこいい言葉ということばでDXという言葉を推進してきた。

一方ITという言葉もある。

これはインターネットの略と思っている人が体感5割はいると思うが、実際には、インフォメーションテクノロジーであり、情報技術と訳される。

企業は、デジタル化を進め、その手段として数ある情報技術の中から選択して取り組む。

そんな図式である。

実際にはDXは、
・技術の件
・人材の件
・高齢化の件
などがあるとされている。

さて、日本はDX後進と言われているが、これは日本の政府に強制力がないだけであり、極めて正常な状態だ。

もしも強制的に「明日からこれ以外ダメ」ということになると間違いなく進む。コロナがそうであったように、僕らはデジタル社会へ強制連行される。

このような社会強制力がなければ、DXなんてものは進まない。

なぜなら、

人は、

・いやだ
・便利

このふたつしか、行動の基準点がないからだ。

何かから逃れたいあるいは、圧倒的便利なものならば、使う

のだが、そうでない場合、野生の行動ではそんなものは生えてこない。

「いままでやっているやり方がベスト」

なのである。

もしも、この
「いままでやっていたやりかた」よりも「圧倒的に便利」でない、

「ちょっと便利」とか
「条件付き便利」とか

では、「前の方がよかった」

が優先される。

これが、DXの危険性である。

つまり、DX、

するなら「圧倒的に便利」

この一択なのだ。

ちなみに、

「スプレッドシートを使って」というのは、デジタルではあるが、DXではない。

紙に書いていたものを、スプレッドシートにしただけである。

では、「圧倒的に便利」とはなにか?

それは、「UI」である。

データの持ち方や、バックヤードの話ではない。

明らかに、「UI:ユーザーインターフェイス」日本語で「使い勝手」というやつだ。

では、「使い勝手」がいいものってなにというと、

「ボタンが少ない」
「次の行動がわかる」

である。

で、今まで10分でやっていた業務が、ワンボタンで終わる

なんて代物である。

それが「夢のシステム」であり、DX推進なのである。

その視点が抜けていることが多く、

抜けている場合、

「不満だけど使う」という状態に陥ることが多い。

そしてそれを解決するのが

「カスタマイズ」である。

カスタマイズを使い、事業の業務とフィットさせて業務効率化を図る。

使い勝手を極めるにはボタン位置一つが勝負なのである。

昨今、データややんやといわれているが、「使い勝手」はいかがなものだろうか?

先日、大手の会計事務所から

お客さんのところにCDROMでデータが送られてきた。

(今時CDROM・・・再生できないよ)

って思っていますが、この辺りがアナログ感満載である。

何もPC使うからデジタルなのではない。

究極には、「使い勝手」がいいものがデジタルなのではないだろうか?

そろそろ、アナログとデジタルの定義に物申したい。

そんな気分でした。


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