砂漠化したココロ
2023年から、夫の国バングラデシュと、日本で、行ったり来たりの二拠点生活をはじめました
夫が私に内緒で買ったバングラデシュの家を売り、そのお金で、夫の生まれ育った村に、家を建てているため、今は日本をメインに暮らしているのですが、
日本を一歩出た暮らしをして、日本に戻って暮らしてみると、日本人が疲れ切って「ココロが砂漠化」していることをよく感じます・・・
バングラデシュでは、仕事・お金・物・インフラ・社会制度も、日本のように整っていませんから、生きることに真剣にならざるを得ません
生と死の距離が近い感覚
今日の命を精一杯生きる、明日はまた明日、仕事が終わって家に帰れば、愛する人・大切な家族とのご飯を心から幸せを感じて味わえる
日本では当たり前の暮らしが、バングラデシュでは当たり前ではありません
ただ生きることが容易ではないからこそ、生きてる今日に感謝できるのは、幸せな事なんだと気づかされます
こんなに恵まれた日本で、どうして人の心がここまで疲れ切ってしまうのか? 二拠点生活をしながら、ずっと思っていました
そして、銀ちゃんこと、山納銀之輔さんとToland Vlogさんの動画を見て、ああそういうことか!と気づきました
「もともと自然の中にある完璧さ」と「人間の欲や都合で作った完璧さ」その違いなのではないか?と
はじめて「パーマカルチャー」という生き方に出会ったときにも、「自然そのものがすでに完璧である」ということ、そこに人の欲と都合が加味されたとき、すべてが狂い始めるという事には、なんとなく気づいていましたが、
これからは、狂ったものを世直ししていく時代
砂漠化したココロに緑を取り戻していく時代だと思っています
2021年5月から、情熱クラブに参加し、私はそのなかで「コットンダイアリー」という特殊班にも入っています
戦前は国内生産100%だった日本の衣類産業は、今では原材料から国産で作られている衣類(産業的な統計で)は、なんと0%
コットンダイアリー(情熱クラブ 一般社団法人)では、全国の仲間と和綿を育て、布製品の国産化を少しでも増やす事、そして日本の未来をより明るくしていくために、老若男女すべてが参加できる性教育・生理のお話・布ナプキン作りを行っています!
先月(2024年4月)から、自然農・循環農法を研究・実践してきた仲間による、和綿栽培講座もはじまったのですが、
そのなかで、教わったことに「水やりは夕方」というのがあり、私はいつもベランダの植物たちに朝、水をやってしまっていたので(汗)大反省して、翌日から夕方に切り替えました!
仲間が教えてくれたことで、私の生活ルーティンが変わった、つまり生き方が変わったのです
同じタイミングで、目に飛び込んできたのが砂漠の緑化でした
荒れ果てた大地を再生していくためには、ちょっとした穴(エッジ)を作り、そこに種と肥料を入れて、雨が降るのを待つ
このプロセスは、人の「砂漠化したココロ」にも同じことが言えるのでは?とどこかから声が聞こえたような気がしたのです
疲れ果てたココロを癒すためには、ちょっとした余暇をもち、そこに未来にとって大切な知識や学びを入れる時間を持つ
日本の未来・・・というと漠然としていますが、さきほども少し書いたように、日本は衣類の原材料からの自給率は0%、そして出生率も1.20%(2023年統計、前年比でマイナス5.8%)
前年比5.8%減少は、具体的には、約4万人も生まれてくる赤ちゃんが減っているという数字になります
生き方の多様性、女性の社会進出、便利で安くて手軽な生理用品・・・そんなすべてがある国とは思えない現実
そこから目を背け、他人事にしていたら、自分の心まで砂漠になってしまいそうです(涙)
コットンダイアリーチームは、情熱クラブの中でも、子どもを持つお母さんたちが立ち上げた活動です
このままじゃ、いけない。何かがおかしい。私にできることは何か?
そういう想いを形にしてきたなかで、女性の心と体、そして生まれてくる子どもたちのために、大切な性教育・生理の事・綿の事
心に小さな種をまく活動です
お客様をお招きするのは、はじめての試みですが、タイミング的にも、不思議なことに「5/10 コットンの日」「5/12 母の日」のまんなか、5/11に開催となりました!
ピン!ときた方は、老若男女問わずの講座ですから、どうぞ会場までいらしてください。私もスタッフとしてお手伝いしています。
すでに、第一部はお席がうまりつつあるようです!
空きがあれば当日参加も受け付けますが、確実にお席を確保したい方は、ぜひお早めにお申し込みください。
みなさまのお越しをお待ちしております!