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文房具屋訪問 備忘録1

はじめに

先日、伊東屋へ行ってきました。

手帳サロンという非常に「恐ろしい」イベントが毎年開かれていますが、それに今年も行ってきたという訳です。

季節も秋めいてきて、涼しくなってきましたが、このイベントは財布の中さえも涼しく、あるいは寒々しくさえする「恐ろしい」イベントなのです。

今年もまさに財布の中身をすっからかんにされてしまいました。

しかし、これ以上ない程までに充足感に満たされている今日この頃。

備忘録を残しておきます。


訪問記

11:00頃、伊東屋銀座本店に到着。別館を少し覗き、本丸手帳サロンへ。

本館10階へエレベーターで向かうと、すでにそこでは整理券が配られ、「限定品をお買い求めのお客様は整理券を云々」と。

整理券を頂き、限定品コーナーに入るのを待つ間、リフィルを物色。

以前はブランド別に置いてあったような(?)気がするリフィルコーナーですが、今はサイズごとにレイアウトがなされ、自分の求めるサイズの豊富なリフィルをじっくりと吟味することができます。

写真を納めよう納めようと毎回思うのですが、毎回その雰囲気に圧倒され、また、夢中になってしまい、写真を納めるには至っていません。

私が整理券をもらった時、番号は40だか、50だかだったと思うのですが、その後もひっきりなしに人が現れているのを見ると、手帳好き、文房具好きというのは多いことを実感します。

特に女性が多いことが印象的でした。

1時間近く待って、無事限定品コーナーへ。待ち時間も特に苦にならないくらい、充実のラインナップですが、やはり限定品を見たい。

限定品は伊東屋の手帳サロンサイト参照のこと。

https://www.ito-ya.co.jp/tokushu/PO_SALON_2021.html

限定品の中でも個人的に興味があったのが、「文庫屋大関」「ASHFORD」「firofax」の3ブランド。

文庫屋大関の手帳は初めて見るので楽しみにしていました。

実際手に取ると立体感のあるデザインでピーナッツなどが刻まれており、興味深い。

ですが、デザインがいかんせんフェミニン過ぎたので断念。

次はfirofaxの「ウィンチェスター」「キング」。

これは復刻版であり、firofax100周年記念の日本限定の手帳です。

サイズはどちらもバイブルサイズで、(本国ではパーソナルと呼ぶそうですが)リング径は23㎜。

イタリアンカーフレザーが使われた持ちごたえのある、リフィル選びを楽しくさせる一冊です。

ウィンチェスター2

システム手帳は使ってきましたが、実はバイブルサイズは持っておらず、大容量の多くの情報を集約できる一冊が欲しかったので、その欲求を満たすに十分すぎるこれを選択しました。

その後にリフィル選びの楽しいこと楽しいこと。

スケジュール、毎日のログ、ToDo、文房具関係の情報集約に使っています。

お次はASHFORDですが、レグタングルオルターという手帳の四隅に金属のパーツが付いた特徴的なデザインの一品。

このミニ6サイズが限定で出たわけですが、自分がミニ6の手帳を持っていなかったことも手伝い、サイズ感と高級感、レザーのリフターのインパクトにやられてしまいました。

始めは見るだけと思っていましたが、

レクタングルオルター2

まぁそうなりますよね…

わかってはいましたが、その魅力的な革とサイズ感、ローズゴールド調のリングなど、見逃すことのできない要素がたっぷりの手帳です。

ASHFORDのシステム手帳は2冊目ですが、その革の魅力に取りつかれてしまっています。

限定品コーナーで購入を決定した品々を後にして、奥にある特設のブレイリオコーナーへ。

この日はブレイリオの名入れサービスなどを行っている特別な日だったようで、そちらも拝見。

色とりどりのモルビドが並んでいて、惚れ惚れする一方、目を少し横に移すと、コードバンが質実剛健、並んでいるという様。

このコードバンがまた凄まじく格好よく、購入を決めた品々を検討しなおさねばならない段階にまで追い詰められていきます。

また、そこにいらっしゃるブレイリオの方々の話の面白いことといったらありません。話が面白いのもありますが、好きなものについて熱く語る姿勢は憧れさえ覚えます。

社長もいらっしゃったようで、大変気さくな方で、フットワークの軽さには驚かされました。

1つ1つの革に関するエピソード、システム手帳が日本中に広がっていくプロセス、そして極めつけはサロンにないがオススメという商品を会社にまで取りに行ってくれるという最上級のサービス。
ノート型ではなく、ベルト付きで16mmのシックコードバンが欲しい!と我儘を伝えたところ、両国まで取りに行ってきます、と社長自ら走って取りに行ってくれたので、買わないわけにはいきません。見るたびにあの姿が思い出されます。

シックコードバンは、10年もののアンティークコードバンを使った、よくみるツヤのある仕上げではなく、それこそマットな光沢を放つ革です。持っているだけで、ライフステージが上がった気分になります。

コードバン

用途を再検討する手帳会議を開かねばならないと感じている今日この頃です。

しかし、この時気づいたのは、手帳サロンの恐ろしさは財布のみならず、時間にも言えるということ。

この時時計の針は14時を示していました。

つまり、3時間も伊東屋銀座本店に滞在していたということになるのです。

この間、3Fの万年筆も見に行ったりしていたので、10Fだけの時間ではありませんが、それでも3時間。

それほどまでに魅力的な品々が数多く揃う、伊東屋ですが、そこで購入した品々は下記Instagramの方で、徐々にお見せ出来たらと思います。

しかし、この日は伊東屋のみならず、他の文具店にもいくつか足を運びましたので、それに関してはまた次回以降備忘録がてら書き残しておこうと思います。

最後に

趣味の範疇ですが、Instagramで写真を投稿しています。
よかったら、ご覧になってください。

https://www.instagram.com/den_ebony3909/

 deni'm

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