Montblanc Meisterstück ル.グラン
高級筆記具メーカーMontblanc
写真は”Meisterstück (マイスターシュテック)ル.グラン”
MontBlancの万年筆の中では定番中の定番である1924年誕生のモデルMeisterstück 。ペン先には、ブランド名にもなっているフランスとイタリアの国境に位置する、ヨーロッパアルプスの最高峰の山モンブランの標高”4810”が刻まれています。
Mont Blancという名前は「白い山」の意(コトバンクより)。そこから連想されるような、ホワイトスターと呼ばれるマークが天冠に施されています。
また、Meisterstück とはドイツ語でマスターピースを意味しており(Mont Blanc公式より)まさに傑作の1つだと個人的にも思います。
写真のMeisterstück ル.グランは通称146と呼ばれます。サイズとしては Meisterstückの中ではクラシックより大きく、149よりも小さいサイズ。149は文字を書くことを生業としている人にはいいのかもしれませんが、趣味の一部、仕事のどこかで使う万年筆としてはこのル.グランが自分には合っていると感じています。もちろん将来的には149も欲しいですが…
使用感
私は残念ながら、仕事上ボールペンを使わざるを得ない、万年筆には縁のない業界で働いています。さらに言えば、シャーペン/鉛筆/メカニカルペンなどを使うことも非常に多いです。簡潔に言えば、万年筆を使える場面は皆無。同僚で万年筆を使っている人などは見当たりません。逆に周りにたくさん万年筆ユーザーがいる環境がどれほどあるのか、という話ですが…
今日オフィスや書斎、日々の文字を書くという行為の中でボールペンが多く使用されています。私もボールペンをしばしば使って業務を行いますが、やはり、書いていて「楽しい」と感じることは、多くはありません。むしろ書き始めのかすれや、文字にいわゆる抑揚のようなものがつかないことに不満さえ覚えます。
もちろん機能性はその多くが素晴らしく、取り回しにおいては、万年筆よりも良いと思います。(万年筆もその点、キャップレスなどの取り回しの良いものも一部ありますが…)
ですが、やはり書くことの楽しさを、たった数秒でも一日の中で感じるには、万年筆はそれを満たすに十分です。
この146ですが、コレクションとしてだけ持っているのは悔しいので、どうにかこうにか仕事の中でも使うよう心掛けていますが、それほど手に取りたくなる、書きたくなる万年筆です。
現在の使用方法の大半はToDoリストの作成と毎日のログです。
ToDoリストは退勤する際に、翌日やるべきものを書き出しておくという古典的な方法ですが、私が紙面上でその再確認を毎日しておきたいということもあり、欠かさず行っています。好きな万年筆で書けば、翌日の憂鬱な仕事も少しは楽しいものに変えられる気がしています。
ログは現在、 エイ出版社から出ている、SOLAノートのA5方眼を使用して書いています。以前、新宿のキングダムノートで安くなっていたので、何冊かまとめ買いしました。
私はその日の感情など主観的なことはほとんど書き残しません。後々見返した時にその時の嫌な気持ちを再起させたくないということが本能的にそうさせているのだと思います。そのため、事実のみをただ淡々と書き連ねていく、という方法で毎日ログを書き残しています。
その時にも、淀みなく、書きたいことをストレスなく、文字に表すことができるのはこの146のおかげです。
字幅はおそらくMです。おそらくというのは、この146はusedで購入したものなので、そのあたりは不明です。
しかし、インクフローもよく、とにかく手に取りたくなる一本であることに間違いはありません。
インクについてもおいおい書いていきたいと思いますが、やはり字幅と万年筆自体、そしてインクの相性が合うと、こうも書きやすいのかと思っています。
詳細に関しては、今後インク紹介とともに実際に書いてものをあげていきつつ、書いていけたらと思います。
また、写真に関しても下記URLのインスタとリンクさせながら、色々載せていきたいと考えています。
では。
deni'm
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