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№337 人と群れない方がいいよね。

どんなことがあっても、
決して人とツルまないことが大事です。

大学生のころ、周りを見ていて気づいたのですが、
若いころは仲間意識というのでしょうか?
「みんなでやろうよ!」
「みんなで行こうよ!」
などと言って、
盛りあがりがちなものですよね。

けれど、「みんなでいっしょにー!」
という意識は、
とても不自由になることを
予めわきまえておいたほうがいいと思うのです。

自分の発見や発想をジャマされて、
制限されることにもなるし、
何かをやろうと自分が何かに立ち向かうときは、
誰の助けも必要ないものだとボクは考えています。

なぜかというと、自分が何かに気づいたり、
自身で何かを知るためには、
ひとりで行動し、考える中でしか
学ぶことはできないと考えているからです。

ひとりで行動するとは、
人と仲よくしないよ、ということではありませんし、
会社のチームの中で何か仕事を一緒にするとか、
個人個人のプロジェクトでも
人の協カがなければならない、
という話とは全く別の話しです。

けれど、何かを共同でやるという発想が、
ボクのなかには感覚として一切ありません。

インディベンデントであることについて
20歳過ぎた頃から、常に意識してきました。

「あの人たちね!」
と言われるのがメチャクチャ嫌だったし、
「タマちゃんは、あのグループだよね?あの流れだよね?」
と、ひとくくりにされたくなかったのです。

人はやっぱり、
グループ化したがるものなのでしょうね。

けれどボクは
絶対に仲よしグループに入りたくないし、
他人とツルむことは百害あって一利なしだと思います。

とくに若いころは仲間に誘われがちですし、
ボクも誘われました。

でも行ってみて身に染みたのは、
誤解を恐れずに言うと
人と何かをすることは、つまらないということ。

たとえば絵を観にいっても、
ボクはこの作品を2時間でも3時間でも観ていたいのに、
人と一緒ではそうもいきません。

じゃあ、結局、ボクはなにをしに来たんだ?
と思ってしまいます。


人と一緒では、なにひとつ深く味わえません。

だから、ボクは出掛ける時は基本的に、
いつでもひとりです。
(友達と飲みに行く事もありますが基本独りです)

けれど、買い物に行くから、
誰それといっしょに行こうと、
みんなよく言いますよね。

その感覚が、ボクにはどうも理解できないのです。

だって、そこには失敗も成功もあり得ないでしょう?

人と一緒では納得いくまで得るものも、
逆に自分が未熟なせいで
得られなかったと思うこともありません。

多くの大事な機会を
すべてフイにしてしまっているのです。


四六時中、一緒にいたいわけではないけれど、
なにかあったときにつながっていたい!
という気持ちが、ツルむという実感なのでしょう。

けれど僕が学生の人たちに本当に言いたいことは、実はひとりでなければ何もできない、
という厳しい事実です。

自分には力がないから、
誰かと一緒なら出来そうな気がするというのは、
冷たいように聞こえちゃうかも知れませんが、
幻想でしかありません。

人は、いつもひとり。

孤独とは、生きるうえでの最低条件です。

孤独感を受け入れ、自分をよく知ればこそ、
人の気持ちがわかり、
優しくなれたり、仲よくなれたりするのです。

それによって
豊かな人間関係をはぐくむことができるのでしょう。

「自分メディア」をもつのも同じことで、
自分が表現する場をもつことで
やりたいことや考えを発信できます。

すると、自分に必要な情報や
出会いが集まってきます。

これは、やはり自分ひとりでしかできないこと。

ひとりで発信しているのと
集合で発信しているのとでは、
求心力がまるでちがってきます。

求心力の種まきをするためには、
小さな実績や成果を、人といっしょにではなく
自分ひとりで一生懸命に、積み重ねていかなければなりません。


たいへんだけどね。

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