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№507 深夜に小指の曲げ方について考えてみた

たまーにどうでも良い事を哲学的に分析したくなる、友達が少ない事で有名なタマちゃんです。こんばんは。

さて、今日は酔っ払って小指を捻りまして、その小指の存在についていろいろと考えてみたら、
noteのネタになりそうだなあと思ったのでちょっと書いてみました。

もしよろしければ最後までお付き合いください。

▼正しい小指のトリセツ

誤解されることのないように敢えて言わせてもらいますが、
この場合の小指というのは、
足の小指のことではありません。

こう言うと必ず誰かが、
「それでは耳の小指のこと?」
と言うに決っているのですがそうでもありません。

ボクたちの知っている限り、
耳に小指のある人間なんていないからです。
#ここは笑うところです

さて、自分自身の身体諸器官に
少しでも関心を抱いたことがある人なら、
その小指の曲げ方が間題となり、
しかもその「正しさ」が問題となるものは、小指以外にないということをよく知っている事でしょう。

他の諸器官の曲がるものは
おおむね自然に「曲がる」のであり、
その曲がり方はそれ自体で「正しい」ものだからです。

しかし、小指だけはそうではありません。

確かに小指も自然に「曲がる」ことは曲がるのですが、
それが果して「正しい曲がり方」かどうかということになると、
誰しも不安を抱かざるを得ないのです。


つくづくと思い返してみればよくわかるのですが、
かつてボクたちは一度だって、
「意識的に小指を曲げたこと」はありません。

小指というものはおおむね、
他の四本の指に同調して曲がったり伸びたりしているのであり、
それだけが、
それだけのために曲がったり伸びたりしたことはないのです。

これは、ほとんど思いがけないことと言わなければならないでしょう。

言うまでもなくこのことは
ボクたちの生命活動において
小指が小指独自の働きをしていないということでありますけど
逆に考えればこれは、
その小指の働きを欠落させている分だけ
ボクたちの生命活動は、
完全なものになっていないということでもあるのです。

言ってみればここで、
「小指の正しい曲げ方」というものが問題になってくるわけです。

もちろん、正確に言えば
「正しい使い方」であって、
「正しい曲げ方」ではないかも知れません。

しかし、小指というものは何はともあれ、
ひとまず「曲がる」ものです。

だとすれば、その「正しい曲げ方」こそが、 「正しい使い方」につながるものにほかならない、というのがここでの考え方というわけです。

ともかく、このことを学習するに当たって
ボクたちは、
他の指と切り離して小指だけを曲げてみる、ということをしてみる必要があります。

そうすることによって小指が、
他の指に隠れた補助的な存在ではなく
それ独自のものであることを
ボクたちは自覚することが出来るという訳です。

もちろん、これまでやったことがないことをやるのであるのですから、
当初は多少の戸惑いはあるにしても、
技術的にさほど難しいことではありません。

注意すべきは、
外側に曲げようとするのではなく、
器官のメカニズムに従えば
自然にそうしなければならないことがわかるように、内側に曲げることです。

そして、当面はそれだけでいいのです。

「小指の正しい曲げ方」の第一歩は、
他の四本の指と切り離して
小指だけを意識的に曲げてみせることにあるのです。

ポケットの中の手の小指だけを曲げ、
他の四本の指を伸ばしたまま街を歩けば、
それだけであなたは、
他の人類とはちょっと違った存在であることを、
ひそかに自覚することが出来るという訳です。

もちろん、そうしている本人がひそかに自覚できるだけではありません。

その周囲の人々もまた、
彼が人間としてかなりのベテランだとしての話ですけれど、
そのことに気付いてくれるのです。

小指を、しかも小指だけを
ひそかに曲げておくことによって、
ボクたちは人類を、
かつてそうであった存在とは異なる存在になったと自覚することができる。

何故なら、誰もそんなことはしていないし、
しようとも考えていないからです。

その分だけボクたちは、
より充足した人間となるのです。

つまり小指は、
そのために人間のものとなっているのです。

何故ならば小指は、
それ以外に何の役にも立っていないではないですもん!!
#言い過ぎだろ

「小指は手の中の盲腸である」と、
これまで言われてきました。

それがそこにあることは知っていても、
何の役に立つのか誰も知らなかったからです。

しかし、どうやらそれはボクたちがこれまで、
小指を使ってみようとしなかったせいなのです。

意識的に使ってみる、
つまり、
それ以外の方法があるとは思えないから、
ひとまず「曲げ」てみる。

と、それが、
それこそが正解だったというわけです。

「ボクは小指を曲げている!」
という自信が、ボクたち人類に何ものかを付与するのです。

こんな事を書いていてまったく
皆さんのお役にたっていないことに
書き終えて気付いた現場からは以上でーす。

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