挑戦的な目標
かつて
人生の大きな目標を失ったとき
両親が居る前だったけど
めちゃめちゃ泣いた
凄く凄く悔しかった
再挑戦する覚悟は
あったのに許されなかった
だから
あの覚悟が本物だったのかも
今となってはもう分からない
それ以来
挑戦的な大きな目標もつことを
無意識にしなくなっている
手の届く目標ばかり
研究室も…就職先も…
目標だったはずなのに
手が届いたときの感想は
「…良かった」という安堵だけ
最初から分かってたみたいな
隣で一喜一憂する友人や同期を
羨ましいとは思わないが
不思議に思う自分に気づき
そして自分の状況に気づいた
そうか
だから私は嬉しくも
悲しくもないんだな
そうか
別に悪いことだとは思わない
けど
ちょっと寂しいような
面白くない感じがする
いつかまた人生を賭けるような
目標をもつことができるだろうか
スーパーで買えるスナック菓子に飽きたら
意識的に何か大きなことに
挑戦してみたいな
その方が疲れるだろうし
辛いだろうけど
心の底から喜べる気がする