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【番外編】仮想通貨BakktのIPOについてジム・クレイマーがインタビューしました(前編)

仮想通貨BakktはIntercontinental Exchange Chairman(ニューヨーク証券取引所などの親会社)によって設立されたベンチャー企業ですが、この度SPACによるIPOが発表されました。

CNBCでジム・クレイマーがこの件ついて、ICEのCEOであるJeffely Sprecher氏とBakktのCEOであるGavin Michael氏にインタビューを行いました。(2020/1/12)
今回はその内容について前半を取り扱っていきます。(後半もありますが、全文訳は時間がかかるので一旦区切りました)

Bakktの特徴

ジムからの質問
・仮想通貨ブームでどんな通貨でも、ペイパルやスクエアのように、どんな場所でも、みんな取引手段を求めています。このBakktをあなた方が押して行くなら、直接的な手段になり得るのですか。

Jeffery氏の回答
・それ以上のことを考えています。仮想通貨界でブロックチェーン技術に関心が持たれたとき、Bakktを立ち上げましたが、その事業に取り組む過程で様々なデジタル資産を目にしました。それは、航空マイル、レンタカーマイル、レストラン、コーヒー店のポイントなどです。
様々な商業が異なる方法でポイントを付与しますが、本当に必要なものとして、一つの場所に全てを預けられるデポジットのような場所を我々は考えました。その中なら様々なポイント等を違うポイントに変えることができ、それを消費できます。

ICE株を買うのも手段の一つ?

ジムの質問
・私はICEの株を持っておらず、この部門の大きさは知りませんし、全てのアフィニティ・プログラムを知りませんが、もし自分がICEを保有してたらこの背後のビジネス全て欲しくなりそうです。かなり面白いことだと思いませんか。

Jeffery氏の回答
・ジム、ちょっとそこはICEの株持っていてくださいよ。後でオフラインで話しましょう。(笑)
それはともかく、私たちも社内に小さな価値ある企業がいくつもあると認識しています。そして、それが投資家のみなさんの利益として還元されているとは思っていません。
でもこのSPACという素晴らしい装置は、今後も皆さんが未上場の企業に直接投資できる機会を与えるでしょう。けれども、このやりとりが行われたとして今後我々が企業の内在的価値を今回のように上場企業化させたとしても、ICEとのつながりは未だ強いままだということは覚えておいてください。

ジム
・なるほど、ICEの株を代わりに買う手段はほんの少しばかり保守的になるということですね。

Bakkt CEOへのインタビューとマーケット注文受付時間について

ジムの質問
・Gavin、あなたに話を伺いたいです。
前職はもちろんcitibankでしたが、以前はテクノロジー部門のリーダーでしたね。その経験を活かすならどんな要素がありますか?

Gavinの回答
・ジム、どうも。本当の理解はそこではありません。単にテクノロジーを操作したり、我々が期待する要求に直面するBakktのようなベンチャーをいかに拡大するか以上に、消費者からの見え方を変えるという実際の理解とは、どのように消費者への期待をあげるのか、そしてその期待を超えていくためにどのようにデジタルを活用するのかというところにあると思います。

ジムの質問
・週末はビットコインのマーケットは整然としていませんが、そこにマーケット注文を持ってくることはお考えですか?私の経験上、そこは無法地帯でして、そこに入ることを考えるのさえすべきでないと思います。
24時間年中無休はお考えですか?

Gavinの回答
・絶対に24時間年中無休運営にすべきです、我々は同時に独自の顧客ロイヤリティ(顧客がサービスに対する愛着や信頼を持つこと)を持ち込みます。
今日のロイヤリティについて考えると、一式のカード情報が入ってるスマホは、デジタル資産と支払いを普及させ、それによって毎日デジタル資産での支払いを促せます。
スターバックスで朝一杯のコーヒーに対して、使ってない航空マイルで支払ったり、ビットコインを使ったりします。
それこそが我々のアプリでできることであり、デジタル資産を全く新しい方法で変換させるのです。

ジム
・ああ、それはそうなりますね。NFL選手が私にビットコインで支払っていいか聞いてきた時に、なんでそんなちょっとした支払いをビットコインで受けなきゃいけないのかと不思議に思いましたよ。

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