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木拾い。の不毛。

時代は令和を迎えた。そこかしこに自動化の波が押し寄せ、単純作業が機械化されていく。AIというある種高度な自動化も一部には出てきており、少し前に見たSFの世界がそこにあるような、、、、気がしてたのに!

CAD図面はやめて。

今回結構な規模の建物の木拾いを確認するってことになったんだけど、そこにあるのはリストと、図面。つまりこれは図面から一本一本読み取れってことですかね?

というか、そんなもん図面引くときに自動でカウントしてくれたら良くないですか?どうせ集計作業が発生するのはわかっているのに、図面側でそれをしていないのは完全に怠慢だと思うわけですよ。

以前もなんとなくの疑問を書きましたけど、まだそれは小さな住宅だったんです。でも今回はかなりの規模の建築。

設計情報を社会で共有する世界

ただ今回は自分たちで設計したものではなくて、あくまで人が設計したものの確認。だからもしかしたら設計側ではBIMぐらい使ってるのかもしれない。

でも、その情報は設計事務所に閉じてて、出てこない(本当にあるのか知らない)。出てくるのはPDFとか、DXFとか、非常に簡略化された?閉じられた?情報。建築ってのは多くの人が関わるんだから、もっと広く情報を展開してよ。

設計情報は設計事務所のノウハウってのはわかるけど、そんなんどれだけの価値があるんだろうと思わずにはいられない。本当にそれが良いものであるなら社会として共有すべきじゃなかろうか。

同じ著作権であっても、音楽とか、絵画みたいなものと、建築物とは異なるような気がする。もしそれが本当に素晴らしいデザイン、工法なのであれば是非とも社会に溢れさせてみてほしい。

下に合わせる、下位互換の世界

もしかしたらみんなが使うから、PDFとか誰もが見れる形式をあえて選んでいるという状況も考えられる。けれどもこの考え方も優しいようでおかしい。本当に参考として展開するならPDFだろうが、TEXTだろうが何だっていいと思うけど、明確にゴリゴリ作業するんだったら、大元の、一番情報が多いデータをくれよ、と自分だったら思う。

もしそのデータ形式に合うソフトを持ってなかったら、その分人力でやるしかないけど、それは会社判断の世界。そこに投資して、効率化を図るのであればそれもまた経営判断。そうやってもう少し効率化の速度を上げていかないと本当に旧石器時代のまま取り残されてしまう。

とにかく不毛な確認作業、手戻りを世の中からなくしていきましょう。

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