24卒・25卒 UX/UIデザイナーを目指す学生向け!就職活動のスケジュールとTODO
みなさん、こんにちは🙋♀️
DeNAデザイン本部です。
DeNAでは、デザイナーを目指す学生の皆さんを対象にしたイベントを定期的に開催していますが、その中でデザイナーの就職活動に関するご質問をいただくことも多いです。
そこで今回は、DeNAへ入社した新卒デザイナーの就職活動の事例をもとに、主にUX/UIデザイナー向けの就職活動の流れやスケジュール、行っておくと良いTODOをご紹介します。
UX/UIデザイナーを目指す学生の皆さんの参考になれば嬉しいです : )
UX/UIデザイナーの就職活動の流れ
UX/UIデザイナーの就職活動の流れを説明するにあたり、就職活動のフェーズを上記の図のように5つへ分けました。
1. 学習 / 制作
UX/UIデザインの知識やスキルを向上させるフェーズ。
2. 知る
身につけたUX/UIデザインの知識やスキルの活かし方、活かせる場所を知るフェーズ。
3. 絞る
「知る」で広げた選択肢の中から、選考を受ける企業を絞るフェーズ。
4. ポートフォリオの準備
ポートフォリオに載せるUX/UIデザインなどの作品をブラッシュアップし、ポートフォリオを制作をするフェーズ。
5. 選考に参加する
選考に参加する準備をしたり、実際に選考へ参加するフェーズ。
UX/UIデザイナーの就職活動のスケジュール
上記のフェーズをもとに、学部4年生 / 修士2年生の春に内定を目指す場合の理想的な就活スケジュールを示した図が以下です。DeNAでは通年採用を実施しており、時期に関わらず選考を受けていただくことができますが、企業によっては選考時期が限られているため、今回は4月内定を目指すケースでスケジュールを想定しています。あくまで一例ですので、ご自身の状況に合わせて参考程度にご覧ください。
各フェーズでのTODO
ここでは、先ほどご説明した各フェーズにおいて、具体的にどんなことを、どの時期に、どのように行えば良いのか?ということをご紹介します。
※TODOをまとめたものは記事の最下部でダウンロードできます。
フェーズ1 : 学習 / 制作
「学習 / 制作」についてのTODOは、就職活動の期間中、継続して行うべきものとなっています。
║ UX/UIデザインの知識を身につける
大学内外で行われる講座や授業に参加する。
本やwebコンテンツをチェックする。
UX/UIデザインに関して発信している個人、団体、企業などのSNSアカウントをフォローし、定期的に情報をキャッチアップする。
║ UX/UIデザインのスキルを身につける
UIの制作ツールを知り、ツールを使いこなせるようする。(Figmaなど)
学習サイトなどを活用して、UIについて勉強する。(特にDaily UI、UIの模写、UIのリデザインなどは行っておくと良いと思います)
║ サービスデザインやUX/UIデザインの作品を制作する
自分で0から企画を考え、UIまで落とし込む。
UXの5段階モデルを意識して作品を制作する。
※UXの5段階モデルとは、ユーザー体験(User Experience)の要素を5つの段階に分類したものです。
║ 作品を評価してもらいブラッシュアップする
大学の教授や先輩、企業のデザイナーなどに作品へのインプットをもらい、ブラッシュアップする。(企業の相談会などの活用もおすすめです)
フェーズ2 : 知る
「知る」についてのTODOは、就職活動を意識し始めた時期に行いましょう。
║ デザイナーの就活TODOやスケジュールを知る
先輩の体験談や本記事のような就活情報コンテンツを参考にして情報を集める。
Twitterで企業情報や就活情報を発信している人をフォローする。
║ デザイナーの就活に関する情報を常にキャッチアップできる状態にする
企業のメルマガや就活サービスへの登録、企業が発信しているSNSをフォローする。
特に選考が近づくと、イベントが多くなるので自分の気になる企業の情報は逃さないように、日頃からチェックする習慣を作ることをおすすめします。
║ デザイナーの種類や役割を知る
どんな種類のデザイナーがいるのか、それぞれのデザイナーの業務内容や働き方などが、どのように違うのかを理解しておく。
デザインの力を発揮する場所やデザイナーが求められる場面は多岐にわたるため、求められるスキルや業務内容なども変わってきます。先輩に話を聞いたり、インターネットで情報収集をして理解を深めましょう。
DeNAで活躍しているデザイナーの種類を大きく分けると、UX/UIデザインスキルを活かしてサービスを作る「サービスデザイナー」、グラフィックやWebデザインスキルを活かしてサービスをユーザーへ届ける「マーケティングデザイナー」がいます。2024年入社の採用に関しては、「サービスデザイナー」と「マーケティングデザイナー」それぞれのデザイナーを採用予定です。
║ サービスデザイナーについて知る
サービスデザインやサービスデザイナーについて、参考書、記事、企業の説明会などで理解を深める。
DeNAでは定期的に会社説明会を行っており、その中でサービスデザイナーの業務内容を詳しく紹介しています。良ければそちらへもご参加ください!
▶DeNA会社説明会
║ サービスデザイナーが活躍している業界 / 企業 / 事業領域を知る
サービスデザイナーが活躍している業界 / 企業 / 事業領域を知るために、企業説明会やインターネットなどでリサーチを行う。
サービスデザイナーが活躍する業界 / 企業 / 事業領域は多岐にわたります。例えばDeNAでは、インターネットを活用し以下のような領域で事業を展開しています。
・ゲーム事業
・ライブストリーミング事業
・ヘルスケア事業
・スポーツ事業
・Eコマース事業
・エンターテインメント事業
・オートモーティブ事業
・新領域事業サービスデザイナーが関わる業界 / 企業 / 事業領域は幅広いので、ぜひ自分が気になるモノ / コトから、どんな業界、事業領域でそれらに携われるのか?というように、視点を広げながらリサーチしてみてください。
フェーズ3 : 絞る
「絞る」についてのTODOは、就職活動を本格的に始める時期に行いましょう。
ここでは、自分が大事にしたい「軸」を明確にしていきながら、自分にあった企業を見つけることを目標とします。
║ 自分が過去に行ってきたことを振り返る
過去の経験(デザインに関係すること、その他のことなど)の中で、成功体験や挫折といった感情がポジティブまたはネガティブに変化した出来事をたくさん見つける。
このようなプロセスを繰り返すなかで、自分が大事にしたいこと、モチベーションの源泉、苦手なことややりたくないことなど、就活の軸に繋がるものを整理していきましょう。
║ 自分が将来やりたいことを言語化する
将来どんなことをしたいのか、その上でどういったキャリアを歩みたいのかを考える。
また、同じデザインの中でも、どういったデザイナーとして、どういった形で関わりたいのかなどを考えると、やりたいことがより明確になるかもしれません。
║ 自分の現在の強み / 弱みや、得意 / 不得意なことを把握する
現在持っているスキルや性格、特性面においての強みや得意なこと、反対に弱みや不得意なことを言語化する。
デザイナーのスキル(専門知識)や一般的なスキル(職種を問わない共通スキル)の一覧を見ながら判断するのもおすすめです。
║ 自分のデザインフィロソフィーを言語化する
デザインを通してどういった価値を提供したいのか、どんな世界を実現したいのか?を考える。
デザインにおいて、どんなことを大事にしたいのか?を考える。
「自分にとってデザインとは?」を定義することは、デザイナーを目指す上で、自分がどんな人物でどんな目標をもっているのかを認知してもらいやすくなるのでおすすめです。
また、このデザインフィロソフィーをポートフォリオのプロフィールページなどに載せると、自分の魅力を採用担当者により伝えやすくなるはずです。
║ 企業の情報を知る / その企業で求められているデザイナー像を知る
自分が重要視する事項については、企業のWebサイトや企業説明会、OB / OG訪問などを通して情報を集める。
また、各社が求めるデザイナー像にも違いがあるので、情報を集める際にそのあたりにも着目すると良いです。
║ 自分の軸と照らし合わせる
自己分析によって見えてきた自分の「軸」と上記で調べた企業情報を照らし合わせて、企業を選ぶ。
自己分析や企業の情報収集がしっかりとできていればいるほど、より自分に合った企業を見つけることができます。
フェーズ4 : ポートフォリオ準備
就職活動の際に利用する最終版のポートフォリオの準備は、就職活動を本格的に始める時期に行いますが、それ以前にも複数回作っておくとクオリティーが上がるのでおすすめです。
また、ReDesigner for StudentやViViViTなどのデザイナー向け就活プラットフォームを活用すると、ポートフォリオの制作や企業の情報収集などにとても役立ちます。
▶ReDesigner for Student
▶ViViViT
║ ポートフォリオを制作する目的を知る
ポートフォリオとは、企業と個人をマッチングさせるための自己紹介ツールです。あなたがどんな人物なのか、過去にどんな作品を作ってきたのかを通して、あなたの人柄やスキルを伝えます。
ポートフォリオ選考の段階では、応募者本人によるプレゼンテーションなどが行えないので、ポートフォリオに記載のある情報のみが評価材料となります。採用担当者はそのポートフォリオを通して、その人のスキルや表現力、アイデアの深さや豊かさ、行動力や人柄などを総合的に見ています。そして入社後に活躍できるか、伸びしろがあるか、その人にとって自社が合っているかを判断します。
上記を考え、自分をアピールする最善の方法でポートフォリオを制作してみてください。
║ 魅力的なポートフォリオの作り方を知る
魅力的なポートフォリオを制作するポイントはいくつもあるので、こちらの記事では割愛します。
DeNAでは、ポートフォリオ制作の基礎から応用ポイントまでをお伝えする「ポートフォリオ制作講座」を定期的に開催しています。ポートフォリオ制作について知りたい方は、ぜひこちらにご参加ください。弊社の新卒1-2年目の社員の選考当時のポートフォリオを実際にお見せしながらご説明しますので、制作のポイントをより具体的にイメージしていただける内容となっています。参加学生の皆さんからも毎回ご好評をいただいているイベントです。
▶DeNAポートフォリオ制作講座
フェーズ5 : 選考に参加する
ここまでに長い準備期間がありましたが、いよいよ実際に「選考に参加する」フェーズです。選考を受ける準備を整え、こちらのTODOを行いましょう。
║ 各企業の本選考のスケジュールや必要なTODOを確認する
各社の本選考のスケジュールをしっかりと確認する。(IT系事業会社の場合、早い企業だと毎年秋ごろから本選考関連の情報が公開されることが多いです。DeNAも毎年秋ごろからエントリーをオープンしています)
エントリーに向けてのTODOを洗い出し、スケジュールを考える。
║ 自分のアピールポイントを整理する
企業が採用で求めているものを確認した上で、自分のアピールポイントを再度整理する。(とはいえ、企業の求めているものに無理に合わせるのは入社後のことを考えるとよくありません。企業によりますが、DeNAでは自分らしさを面接で出してほしいと考えています)
║ 面接練習を行う
所属教育機関のキャリアセンターや企業面談の機会を活用して面接練習を行う。
面接練習の際に相手からのフィードバックをもらい、伝える内容をブラッシュアップする。
想定質問への準備をする。(面接で聞かれるであろう質問を想定し、適切な回答ができるよう事前に整理しましょう)
DeNAの面接で学生の皆さんからよく聞かれる質問に対して、デザイナーによる回答を下記にまとめています。参考にしてみてください。
▶DeNAのデザイナー面接・面談で、よく聞かれる質問集 2021✍️
║ 面接を行う / 振り返りを行う
ぜひ対話することを楽しんで面接に臨んでください!
面接後は、次回に向けて改善点などの振り返りを行いましょう。
うまくできたこと、できなかったこと、気づきや発見などを書き出し、なぜそれができたのか、できなかったのかという要因まで考えることをおすすめします。
- - - - - - - - - - - -
ここまで、就職活動のスケジュールとTODOを整理してきましたが、いかがでしたでしょうか?これから就職活動を開始する方、始めてはみたものの困っている方、それぞれに新しい発見や気づきを提供できていれば嬉しいです。
現在、DeNAでは各種事業におけるサービスのUX設計・UI設計、ブランディングなどを行うサービスデザイナー、マーケティング・ユーザーコミュニケーション、ブランディングなどを行うマーケティングデザイナーをそれぞれ募集しています。
また、デザイナー向けの就活に役立つ情報をまとめた記事もありますので、こちらもぜひ読んでみてください。
- - - - - - - - - - - -
Illustration:Choi Jungwon
Graphic : Lathanh Truc
- - - - - - - - - - - -
DeNAデザイン本部では、DeNAで活躍するクリエイターたちの活動を、さまざまなメディアを通してお届けしています。興味のある方はぜひフォローいただけると嬉しいです。
DeNA Design Magazine(note)
DeNA Design(Portfolio)
Cocoda
Twitter
instagram
Facebook
各種新卒採用イベント