今から「よう実」を観るべきである!
皆さんはこの小説・漫画・アニメは知っているだろうか?ようこそ実力至上主義の教室へ。通称「よう実」。
もしかしたらアニメ好きならアニメ考察系YouTuberの今季オススメアニメや書店のセンターエンドで今月のおすすめとしてセンターエンドなどで目をしたことはあるかもしれない。
自分が高校生の頃に初めてこの作品に触れた。当時は自称「マンモス校」と呼ばれる高校に通っていて、自分の立ち位置が分からなくなるくらい模索していた。周りを見渡すと、運動神経が良くゆくゆくはトップアスリートになるであろう有望選手がいる一方で学力優秀、有名国立・私立大学に合格するであろう人がゴロゴロいる一方で自分はというと、将来の事を考えて最初は3年間陸上の長距離部を継続していこうと決心して入部した部活を退き、勉学の道1本に絞るもなかなか成績が上がらず、将来の自分はおろか高校生としての今の自分ですら見失いかけている最中だった。
そんな時に「ようこそ実力至上主義の教室へ」という深夜アニメをみていくうちに、自分と重なる各々の生徒に光と闇の部分があり、その一人一人の闇に対してどう向き合っていくのかを闇の部分を上手く切り取り、描写し、地上波にのせれる絶妙なLINEの陰湿さを落とし込んでいるような気がする。その迫真なストーリー展開と各個性あるキャラクターを次々と迫っていく姿にみるみるハマっていった。
陰湿なイジメな陰口の拡散など今の時代を描いている。それだけならこんなに流行ってないだろうし、自分が観るのも苦しいだけだから観るのを途中で辞めていただろうと思う。衣笠先生のこの作品は綾小路清隆という重要人物の使い方がどの作品でも見たことなくて、非常に上手いキーパーソンとしての使い方をしている。綾小路清隆は実に自分を分かっている。他人を蹴落すでもなく、自分という将棋の駒を1つも間違うことなく、正しい位置に置かれた状況下での対処をしている。例え他の人が間違いを犯した状況であるとしたら、上手く囲い込むようにして自分の手柄ではなく、手柄を欲する人間に手柄が調達されるように仕向けている。謎多き人間で最初はどちらかと言うとクラスメイトカラオケ煙たがられる存在であったが、クラスでの裏の立ち回り方や運動会におけるリレーの運動神経の高さ、須藤の退学阻止など非常に男気溢れるシーンにより男女問わず好かれる存在に様変わりしている。側で見せるのではなく、筋道を立てて説得力のある謎多き人物であるが、同性である自分も惹かれてしまう。
最後に伝えたいことがある。
人生を変えてくれたこの「ようこそ実力至上主義の教室へ」という作品に感謝したい。自分の中に下克上のマインドを植え付けてくれた指針となるアニメ。是非自分という存在地に模索している人は観て欲しい。絶対に変わるから。
だって自分が変われたのだから。
まだ完結してないのに……。
偉そうに……。
終
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?