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小排気量スクーターで首都高を走る

苦手な人にとっては難関の首都高速
私も東京に住んでいながら首都高を運転するのは避けたい派でした
都会のラビリンスに小排気量のスクーターで乗るお話です

ツーリングで高速を使う

今のバイク選びの条件に「高速道路に乗れること」がありました。
高速に乗れば、ストップ&ゴーの多い地元をスィーっと抜けて
ツーリングで気持ちいい道まで簡単に到達できますからね。

それで選んだのが今のPCX160。
高速道路に乗れる排気量は125cc超からですから、高速道路で許される最も排気量の小さいクラスになります。

PCX160は、小さい排気量ながら高速道路でも気持ち良く走ってくれます。
追い越し車線を「おらぁ」と飛ばしつづけることは厳しいですが、
たまに遅い車がいたら追い抜くぐらいのペースで走ることができます。

いいバイクですよPCX160。

首都高の運転は怖い

でも、これまでは地元のICから下り方面にしか行きませんでした。
なぜなら、上り方面は「首都高速道路」を走ることになるんです。
首都高の運転が怖いという人はけっこういます。私もそのひとりでした。

ブラインドカーブが多いし、そのカーブもキツイ。
運転席からの死角が多い右からの合流が多いし、合流車線も全般的に短い。
案内板に出てくる地名はちんぷんかんぷんで、分岐のどちらに行けば目的地に行けるのかわかりにくい。

最悪なのが、X字に交差するジャンクションがいくつもあること。
併走するたくさんの車が、スピードを出したまま右と左に車線変更して混ざり合うんです。よく事故が起きないな。

で、分岐のしかたも独特で複雑怪奇。
例えば頭の中にある地図で、目的地の方向は右だとします。
普通なら次の分岐に備えて右車線を走っていきますよね。
だけど、分岐点では左にいかないとダメだったりするんです。
一度左に別れてから道がぐわんと登って今までの車線をまたいで右にいくようになっていたりするんですよ。ホント直感的じゃない。

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「首都高速 怖い」と検索すると、ほとんどのサイトで「動画で予習してから走りましょう」と書かれているという、そんなニッポンの首都高速。

小さいバイクで首都高を走る

そんなラビリンスにPCX160で乗り込むとどうなるか。

結論から言うと、PCX160は「首都高にこそ最適な乗り物」でした。

スクーターは最高速は伸びないものの、ゼロ発進の加速はなかなかのもの。
アクセルをひねるだけで、そこそこのスピードまですぐ持っていける。
首都高の短い合流車線も楽々です。

車体が軽いから減速も楽。
ブラインドカーブの向こうに突然の渋滞があっても安心なのです。
これは大型バイクよりいいところかも。

それに加えてスクーターは上空の案内看板が見やすいんですよ。
一般的なバイクって乗車姿勢が前傾しているので、上を見るにはけっこう見上げる感じになります。
でもスクーターだとテディベアみたいに脚を前に投げ出して座っているので上の方が自然と目に入る。看板も見やすいってことです。

そもそもバイクって小回りが効くのでクルマよりずっと車線変更が楽。
想像と違う方向へ分岐が分かれていても加速力と小回り性能でどうにでも対処できるってことが分かりました。

首都高に150ccクラスのスクーター。オススメです。

寒くなる前に

というわけで、今シーズン最後のツーリングかな?と思いつつ首都高を走っていってきました。

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風が強かったけど、気分爽快でした。

そうそう。首都高最適のPCX160ですが、
長いトンネルだけはちとツライかもしれません。

なぜって、空気がね・・・
今日走ってなんだか鼻毛が伸びた気がする でんだでした。


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