カーオーディオの進化と甘酸っぱい想い出
先月より参加させたいただいているサークル「note大学」の軽音部&バイク部共催で、「ツーリングやドライブで聴きたい音楽」というコンテストのお題をいただきました。
今回はカーオーディオの進化について書いてみました。
そして甘酸っぱい音楽の想い出。
よろしければお付き合いください。
■アラフィフ世代のクルマとは
アラフィフ世代にとって、クルマは必需品でした。
バイトして買った車で、夏は海へ、冬はスキー場へ繰り出すのがお決まり。
何をして遊ぶのにもクルマがないとだめな時代でした。
そしてこのころは、カーオーディオがどんどん進化していった時期でした。
■カセットテープ
免許を取った最初のころはカセットテープの時代でした。
カセットテープは、表面(おもてめん)と裏面(うらめん)があって、往復で60分から90分程度の録音再生ができるメディアです。使ったことのある人はどのくらいいるのかな。
これは車で聴くと片面の30~45分ぐらいで再生が終わってしまいます。
テープの終わりまでいくと再生が止まるので、カセットを手動でデッキから取り出して、裏返して続きを聴くというものでした。
■オートリバース
少したつと、カセットデッキに「オートリバース」という機能が追加されます。(お酒を飲み過ぎたときのアレじゃないですよ笑)
これは、テープの終わりまで再生すると勝手に逆回転モードになり、裏面の続きを再生してくれる機能でした。これは画期的な機能でした。
なぜ画期的かというと、逆回転で裏面の再生が終わっても、今度は表面に戻って最初から再生を続けてくれたんです。
つまり、運転しながらカセット入れ替えなどの操作をしなくてもずっと音楽が止まらない状態ができたんですね。
これはとても便利になった〜!と喜んだものです。
同じテープのアルバムを繰り返し再生するだけですけどね。
多くの人が、いろんなアーティストの好きな曲ばかりを一本のテープに集めた「マイベストヒット」テープを作ってました。
そのテープを聴くと持ち主の音楽的志向がバレバレになっちゃうという 笑
■CDの時代が来た
そのあとコンパクトディスクができて、音質は格段によくなりました。
車内を防音するデッドニングはこのあたりから始まった気がします。
けれど、パソコンのない時代。CDは録音ができないメディアだったので「マイベスト」は作れなくなってしまったんですね。
それがちょっと寂しかったり。
そして、しばらくCD1枚がけの時代が続きます。
■CDチェンジャーは男の子の心をくすぐる
その後、また画期的な機械「CDチェンジャー」が登場します。
これは、CDを何枚か弁当箱みたいな箱に入れておくと、ロボットアームがCDディスクをとっかえひっかえデッキに入れてくれる機械でした。
これのおかげでアルバム6〜10枚ぐらいは続けて聴けるようになったんです。
これが動作しているのを初めて見たときは「すごいハイテクじゃん」と感動したものです。
だって男の子はロボット好きだから。マジンガーZとか。
でもCDチェンジャーはメカニカルなところが車内の過酷な振動や温度差に弱かったのか、しょっちゅう故障してた記憶がありますね。
マジンガーのつもりが、ボスボロット(わかる人いるのかな〜)だったという。
このあとも、サブウーファー、サラウンドシステム、DSP技術や、iPodの登場と、カーオーディオは進歩を続けていきますが、アラフィフおっさんはそこいらへん詳しく説明できません。
■松任谷由実「中央フリーウェイ」
アラフィフ世代が絶対にクルマの中で聴いたであろう曲はこれです。
昭和の一番いいころだったんじゃないかな〜(遠い目)
この曲は、首都高速から中央高速へ入ったところ、調布ICから八王子ICあたりの風景を歌っています。
免許を取ったら中央高速に乗り、カセットテープでこの曲をかけて走るっていうのがみんなの憧れでした。
あらためて聴いてみますね。
中央高速に乗り、調布基地(いまの味の素スタジアム)をぬけて西に向かって走る。
黄昏が広がるフロントガラス。
片手でハンドル、もう一方の片手で助手席の彼女の肩を抱く。
愛してるって言っても、風が強くて聞こえない。(意訳)
うわああああ!
恥ずかしい甘酸っぱい想い出だぁ。
免許取り立てでも、このシチュエーションを再現したくなるわけですよ。
彼女を助手席に乗せてね。
歌ではオープンカー設定なので「風が強くて聞こえない」のですが、これを自分の車で再現するために、わざと窓を開けて中央高速を走った気がする。
うわあああああああ! 痛い!痛すぎる!
まぁ、一度歌詞に注目して聴いてみてください。
めちゃくちゃ名曲ですので。ユーミンは偉大です。
以上、「カーオーディオの進化と甘酸っぱい想い出」でした。
あ、そうそう。バイク部員なのにクルマの話かい!ってツッコミはなしでお願いしますね 笑。
#ツーリングやドライブで聴きたい音楽 #note大学 #note大学バイク部