2021年09月06日週 『ライティングの哲学』『マルジナリアでつかまえて』読了、ABC 本店に初めて行って神保町まで歩く
9月6日から9月12日までの読書に関する日記・備忘・そのほか。
千葉雅也・山内朋樹・読書猿・瀬下翔太『ライティングの哲学 書けない悩みのための執筆論』(Kindle・星海社)
この本はマジ、良い。
書店の新書コーナーで見かけたら、とにかく山内朋樹による「はじめに」だけでも読んで欲しい。
儂は前に「書くことの悩み」という記事を書いた後にこの本を見つけた。
まるで自分のために作られた本のように感じた。
書くことのテクニカルな解決ではなく、その苦しみや悩みとどのように向き合うのか。
2018年に行われた4人の座談「挫折と苦しみの執筆論」、その3年後にどう変わったのか「快方と解放への執筆論」。
山本貴光『マルジナリアでつかまえて 書かずば読めぬの巻』(本の雑誌社)
なぜか儂の中で風呂本、つまり、浴槽につかりながら読む本、に位置付けられてしまったために読み終わるまでに時間がかかった。
だいたいがシャワーで済ますことが多く、あまり浴槽に入ることがないのだ。
連載で読んだと思えば、なんてことない。
マルジナリア=余白の書き込み。
書物に書き込みができない儂だけど、やってみても良いかもと思う。
※
青山ブックセンター。
かつてあった六本木店は若い頃何度も行っていたのだが、本店に初めて行った。表参道、青山あたりは自分のフィールドではない感じがしていたのだ。では、六本木がフィールドかと言うとやはり違う。昔は朝4時とか5時とかまでやっていて、ふと夜中に本屋に行きたくなったときに便利だった。買いたい本があるわけでもなく。
その六本木店も何年か前になくなって、いまは文喫という入場料を払ってはいる本屋になっている。前を通りかかることがあっても一度も行ったがない。
そのABC青山本店。
噂どおり、人文系が強い。
『人文的、あまりに人文的』の山本貴光、吉川浩満のコーナーがあったり。
新書のベストセラーの順位もちょっと独特な感じで客層が窺い知れたり。
2位の本を買おうとおもったが「新書だしなぁ、別にここで買わんでも良いか」と荷物になるのを嫌った。
先日の人間ドックがショックだったので、表参道から神保町まで2時間かけて歩いた。
(歩いている間にいろいろ思ったこともあったけど省略)
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