2021年11月29日週 『博士と狂人』、買った本であるとか
11月29日から12月5日までの読書に関する日記・備忘・そのほか。
『博士と狂人』読了
3月あたりから読みはじめて、足掛け八ヶ月かけて読了。いやはや。実質的にはそんなに時間はかかっていない。中盤でのドンデン返し、終盤でのドンデン返し。ドンデン返しというより、この本の構成がうますぎる。お見それした。
前に越後妻有アートトリエンナーレに行ったときのこと、廃校でのインスタレーションに儂は「過疎がなければこの展示を観ることはなかったのか」と哀しみを感じた。アートを楽しむ一方で不幸な現実を目の当たりにしたわけだ。
あとがきで著者も同じように感じたのだろう。
一方の主要人物である狂人のマイナー博士の殺人、そして殺されたジョージ・メリットの存在がなければ、ドラマも産まれずO.E.D.の誕生もおぼつかなかった。その感慨がわかる気がする。
かなり粗く書いてしまった。あとで別の記事を立ててちゃんと書こう。
買った本
あまり書くことがないので、今週買った本の画像を載せてして今週は終わる。
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