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読書では解決できない最終問題

(※薄めの毒は薬です)

文芸書をどう紹介すればわからない。
私の目下の悩みです。いや、そんなに悩んでいないけど、悩みです。

文芸書以外の知識を与えてくれるような本であれば、書いてあることを要約すればある程度、要を満たせます。ところが、文芸書、小説だと粗筋を示しても意味ないじゃないですか。意味がない、は言い過ぎにしても、そもそも粗筋がないような小説はどうなのか。私が読まないポエムなんてまったく見当もつきません。読まないのでそんな機会はないけど、おそらく困ってしまう。

結果、「面白かった」「良かった」「感動した」なんて今どきの小学生でも書かないようなことを書いてしまったり、取ってつけたように「〇〇の気づきを得た」みたいなことを書いたり、自分でモヤモヤしてしまう。
めんどくさくなって「いいから読めよ」と言いたくなります。
特に感じ入ったところに絞って書く方法もあるけど「言いたいことはそこだけじゃないんだよなぁ」と書いた後にモヤモヤ思うことがあります。ありませんか?

その解決ための処方箋を今持ち合わせていないので、一旦問いかけでおしまいにします。

解決策はなくても、このモヤモヤの正体は少しわかります。充分な「言語化」ができていないからでしょうね。それはスキル不足であると同時に検証と修正をしないで一度書いて終わりにする私の態度にありそうです。読み方にも問題がありそうです。

おー、なるほどなるほど。
であれば、訓練を積めば良いわけだ。
これがアウトプットが大事だということなんだな。頭ではわかっていたつもりですが、得心しました。腑に落ちた。読書ノートを書く人いると思いますが、書く理由がわかりませんでした。今ならわかる。

さて、先の疑問が一件落着しましたが、ここからが大きな問題です。
訓練には時間がかかります。

・時間をかけるだけの価値を自分の中に見出せるか。
・実行するために時間を消費する勇気を出せるか。

気持ちの問題というやつです。
これが最終問題となります。
こればかりはどんなに自己啓発本を読んでも解決できないんじゃないですかね?

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