本のメモ【テーマ:認知バイアス】
読んだ本を自分の中でグループごとに関連づけてまとめておくために、活用してみようと思います。読んで深めていきたいので、「この本も関連している」というご紹介がいただけるとうれしいです。
認知バイアスについて
『認知バイアス 心に潜むふしぎな働き』(鈴木宏明/BLUEBACKS)
「注意と記憶のバイアス」「リスク認知に潜むバイアス」「概念に潜むバイアス」「思考に潜むバイアス」「自己決定というバイアス」「言語がもたらすバイアス」「創造についてのバイアス」「共同に関わるバイアス」「認知バイアスというバイアス」の計9章から、どのような認知バイアスが身の回りに溢れているのかがわかる一冊。
認識のズレの仕組みを詳しく説明している印象。関連書籍の紹介も豊富で楽しい。
『自分では気づかないココロの盲点 完全版』(池谷裕二/BLUE BACKS)
身の回りの認知バイアスについてクイズ形式で教えてくれる一冊。楽しく認知バイアスについて学べるところが魅力。例えば…
禁煙エリアでタバコを吸っている人がいます。次のどちらの声掛けの方が、素直にタバコをやめてもらうことができるでしょうか。
①まわりの人への迷惑になりますからお控えください
②こちらは禁煙エリアになっております
(p35)
デパートの試食販売コーナーでジャムを売りました。次のどちらのブースの売り上げが多かったでしょうか。
①6種類のジャムを販売するブース
②24種類のジャムを販売するブース
(p20)
身の回りのふとしたことも、バイアスがかかっているとわかり、面白かった。
『受験脳の作り方』(池谷裕二/新潮文庫)
脳の仕組みを勉強の仕方で参考にすると、どんな勉強の方法がいいのかわかる一冊。受験期に聞いた様々な効果的な学習方法を、科学的に分かりやすくなぜ効果的なのかを教えてくれる。
受験に本格的に向き合う前に、知っておくと良い内容ばかり。
『「色彩と心理」のおもしろ雑学』(ポーポーポロダクション/だいわ文庫)
認知バイアスとして描かれているわけではないが、色がどんなイメージを与えるかを知るのに、わかりやすい一冊。
初デートに着る服の色、青色防犯灯のこと、色で食欲をコントロールできるか、など身近な色の話題が面白い。
各本を読んで
認知バイアスに影響されていることが、思った以上に多くて驚いた。バイアスについて理解して、それに騙されてしまう自分&他者がいることを知ると、間違いにも少し優しくなれる気がした。一方で、そのバイアスの存在をしらないと、不利やお互いを傷つけることもある。
せっかく認知バイアスについて少し知ることができたので、良い方向に活用していきたい。
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