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読んだ本の記録📚ジャンル毎にまとめて記録 日々の中で思ったこと🖋 📎興味のあること 古典、演劇、女性アイドル、国語、道徳、教育、翻訳

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    自分が読んだ本を年ごとに記録しています。

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    テーマごとに、自分の読んだ本をまとめていきます。他にも関連する本があれば、ご教授いただきたいです。

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2024年 読了本

○1月 001 ハヤブサ消防団    池井戸潤/集英社 002 エミリの小さな包丁    森沢明夫/角川文庫 003 世にもあいまいなことばの秘密    川添愛/ちくまプリマー新書 004 なんでも聴くよ。    中元日芽香/文藝春秋 005 学び合い、発信する技術    林直亨/岩波ジュニア新書 006 その情報、本当ですか?    塚田裕之/岩波ジュニア新書 007 質問する、問い返す    名古谷隆彦/岩波ジュニア新書 008 総理にされた男    中山七里/NHK出

    • 心に残る言葉 no.4

       初任の時、いつもアドバイスをくれる先生がたくさん周りにいた。だけど上手くいかないことも多くて、私が担任じゃなければなぁ…とか色々考えてしまっていた。  そんな時、「〇〇先生みたいに上手くいきません」私が担任じゃなければ…と言ったら、先輩が笑いながら言ってくださった言葉。  そっか、上手くいかなくて当たり前か。だって私は新卒初任。失敗しながら、アドバイスもらいながら、頑張ればいいのか。  周りに優しく声をかけながら、自分のこれまでの経験に自信を持てる。そんな先輩みたいに

      • 部活動指導について思ったこと

         中学校で部活動顧問をしていると、顧問の異動によって、その学校の「強さ」が変わることが多々ある。私が顧問をしている演劇も例外ではない。  そんな演劇の大会を先日、終えた。その中で、「この地区の演劇は、中学校では盛んだけど、高校では盛んではない。中学校で頑張った子たちが、高校に上がってがっかりして、演劇から離れてしまう」と話を聞いた。それを聞いて、とても残念な気持ちになった。  個人的には演劇の良さは、他競技ではそのチーム内で実力によってどうしてもついてしまう序列が存在せず、

        • 一人で気ブックトークトーク【テーマ:ハンセン病】

          『北条民雄全集』(岩波書店)川端康成に認められた「いのちの初夜」をはじめとした物語、童話、手紙などが掲載された一冊。戦前におけるハンセン病の扱われ方、療養所での生活に触れることができる。療養所内で、社会からの差別と日々の生活の苦しさに、読んでいて苦しくなる。  特に、療養所で過ごす子供の様子が描かれた「望郷歌」と、童話「すみれ」が印象深い。閉ざされた世界の中で生きていくしかないという覚悟。「すみれ」は、おじいさんが息子に会いに行こうと、共に過ごしてきたすみれの元を離れることを

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        2024年 読了本

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          1人で気ままにブックトーク【信じること】

          『雨上がりの川』 信仰の異常性に気付かせる存在は、家族だとよく言われるが、家族だけではどうにもならない。頼れる誰かが必要だ。本作のその「誰か」は、とても暖かく冷静に、家族を見守ろうとしている。  そして、作者の森沢明夫は、信仰の対象となる人物にまで優しい。なぜ、その立場に縋らなくてはいけなかったのか、他に道はなかったのか、周囲は助けられなかったのか。  昨今のニュースの影響もあって、宗教の負の面が見え隠れするが、誰かが救いを求める気持ち、人との繋がりから始まるのだと感じさせら

          1人で気ままにブックトーク【信じること】

          2023年 読了本

          ○1月 001 祈りのカルテ    知念みきと/角川文庫 002 藍色の大地    薬丸岳/中央公論新社 003 ○2月 004 映画を早送りで観る人たち    稲田豊史/光文社新書 005 コイコワレ    乾ルカ/中央公論新社 006 ハリーポッターと賢者の石    J.K.ローリング 007 プレゼンテーション教育ハンドブック    中野美香/ナカニシヤ出版 008 HSPブームの功罪    稲村周平/岩波ブックレット 009 52ベルツのクジラたち    町田その

          2023年 読了本

          コーヒーと私

           気がつけばコーヒーはブラックで飲むようになっていた。甘いものが好きで、コーヒーの苦さは苦手だったはずなのに、である。  きっかけは大学生の時だ。バイトの休憩時間に、お金のない大学生の私は、某ファストフード店でコーヒーを頼んで、本を読んだり課題を進めたりゼミの発表準備をしたりしていた。しかし、注文をすると、ミルクと砂糖を受け取り、2回席にあがり、コンセントのある席を陣取り、困難に直面する。  当時、お金がないので、100円のSサイズ(しかも来店時にアンケートに答えるとほぼタ

          コーヒーと私

          割られる数が分からなかった私

           ふと小学生の時に、割り算の文章題が苦手だったことを思い出した。なぜなら、割る数と割られる数がよく分からなかったからだ。文章題の時には、いつも適当に2つの数字のどちらかを割る数、割られる数に当てはめていた。  ただ、その時に割る数と割られる数が分からなかった理由を振り返ると、その言葉自体がよく分かっていなかったことではないか、と思う。 割ら「れる」という受け身の形が、よく分かっていなかった。  当時の小学生らしく異性の目を気にして、「〇〇くんに見られたー」的な言葉は言って

          割られる数が分からなかった私

          コロナ闘病記(〜3日目まで)

          しばらく前にコロナになりました。 0日目  ワクチンを打った後に痛くなった左脇。同じ箇所が、痛んだものの一瞬で復活する。 1日目  何となく軟口蓋がムズムズする。冷たいジュースを喉に流すとマシになる。  眠たさのあまり、夕方に寝る。夕飯は、夏野菜カレーをバクバク食べれた。なんとなく、お酒の気分ではなく、両親がビールを呑んでいるのをスルー。一方で、お酒の代わりに飲んでいたペットボトルの緑茶で、ちょっと気持ち悪くなる。  就寝前、喉の痛みが喉仏に下りてきているイメージ。早

          コロナ闘病記(〜3日目まで)

          子どもの発する「不登校」という言葉

           漢字から受ける印象と、ひらがなも含まれる言葉から受ける印象が異なることは、よく言われることではないだろうか。  先日、ふとした瞬間に生徒から「不登校の子たち」という言葉が聞かれた。その言葉を聞いた時、心が凍りつくのを感じた。あまりにも、機械的な言葉であるように思われたからだ。  現在、クラスに1人以上はいると言われる「不登校の子たち」。どのクラスにも学校に行けていない生徒はおり、生徒たち同士は面識のあることも多い。  そんな中、生徒から聞かれた「不登校の子たち」という

          子どもの発する「不登校」という言葉

          失敗してもいい、という無責任

           教員としては働く中で、「失敗してもいい」「挑戦をしなさい」という言葉を生徒に投げかけることがある。実際、失敗から学ぶことも多い。若いうちに失敗をしておけるのは、年を重ねてから失敗するよりもダメージは少ない。  しかし、「失敗してもいい」という言葉を使う時、同時に「立ち直り方」「挽回の仕方」を教えられているのか、自問自答している。  生徒が失敗した時に、どうしたら良いか分からなくなって、失敗したままになったり、気持ちが沈んだままになったりしてしまうことが少なくないからだ。

          失敗してもいい、という無責任

          学校の先生は大変なのか

           昨今、教員の働き方のブラックな面に注目が集まっている。同級生と久々に話す時も、教員であることを伝えると「学校の先生は大変だよね」と声をかけてもらう。しかし、「学校の先生は大変」なのだろうか。  私自身、「学校の先生が大変」であると感じているのは事実である。休憩が取れないほどの忙しさ、12時間以上も学校にいることがほとんどである。部活動も休日返上で働いているにもかかわらず、お給料といえるほどの金額は出ない。  やはり、「学校の先生」として働くことは、間違いなく大変である。

          学校の先生は大変なのか

          心に残る言葉 No.3

          秋風にあへず散りぬるもみぢ葉のゆくへさだめぬ我ぞ悲しき  古今集の秋歌下にあるこの和歌は、秋風に耐えきれなくなって散ってしまう紅葉は行方も決まらない、同じように行方の決まらない私も悲しい、という意味になる。  この和歌は、私がこれまでで1番共感できた和歌である。浪人生として勉強している時、テキストに出てきた。  大学に全落ちして、親に頭を下げて浪人をさせてもらった。しかし、同級生のほとんどは現役で合格。  同級生のきらきらしている様子を横目に、また落ちたらどうしよう、夢

          心に残る言葉 No.3

          『ルポ 誰が国語力を殺すのか』を読んで

           SNSで話題になっていた本書。その話題の中心は、帯に書かれている「『ごんぎつね』で「母の死体を煮ている」と誤読する小学生たち」と国語力とのつながりについてである。生徒が「母の死体を煮ている」と考えるのは時代の背景知識の不足に起因するものであり、著者の主張する国語力の問題ではないというものだ。一通り読んでみて、確かに「「母の死体を似ている」という誤読」については、私もSNSでコメントを残している人たちと同じ意見である。  しかし、それ以外の点については、SNSのコメントと異な

          『ルポ 誰が国語力を殺すのか』を読んで

          丸々太って、一人前になる。

           彼は、丸々と太っていた。その体格に相応しく、よく食べた。まさしく豚というにふさわしい恰幅の良さであった。  先日、飯を共にした時にも、驚くべき勢いで食べていた。そして、卑しくも、お代わりを度々した。その度に、私はこんなにも食うものかと、内心心配しながら彼を眺めた。  この食いっぷりだから、脂肪が腹周りに蓄積し、どんどん肥えていき、今の丸々と太った体型になるのであろう、と1人納得した。きっと早死するに違いない、と密かに思っていた。  しかし、飯を共にした店の店主も彼があまりに

          丸々太って、一人前になる。

          劇団四季「ロボット・イン・ザ・ガーデン」を観て備忘録(ネタバレ有り)

          タングが動いている!! 劇団四季の『ロボット・イン・ザ・ガーデン』を見て、何より感動したのは、タングが3次元の空間で動いていることだった。  首や腕が関節を意識して動かされたり、ぐにょーんと伸びるのには、くすっと笑ってしまうような可愛らしさがあった。  特に、目の動きが印象に残っている。瞬きをしたり、目で会話をしたりする様子には、まさに、タングがその場に生きていることを感じさせられた。 美しい舞台 さすが劇団四季。舞台が美しい。 照明  東京の雨のシーンは特に印象深い。

          劇団四季「ロボット・イン・ザ・ガーデン」を観て備忘録(ネタバレ有り)