ランニング学会の認定ランニング指導員って何?
ランニング学会では、2008年度から市民ランナーのランニング指導に携わる方を対象として「指導員養成講習」を実施しており、ランニング学会の公開資料によると指導員は次の3ランクがある。今回、認定指導員の資格を取得したので記事にしてみた。
認定指導員(CRI; Certified Running Instructor):ランニングとその指導について、確かな知識と技能を持ち、安全に楽しいランニングを指導する ことができる⼈材。 18歳以上の本学会員で、認定指導員養成講習の受講を完了した者に与えられる。
上級指導者 (AcRI ; Advanced Certified Running Instructor): ランニングとその指導について、⾼い⾒識と技能を持ち、後進の指導的⽴場に⽴てる⼈材 。認定指導員で、上級指導者昇格審査に合格した者に与えられる。
特別上級指導者(EcRI ; Executive Certified Running Instructor):ランニングとその指導について、より⾼い⾒識と豊富な指導経験を持ち、優れた指導者と広く 認められる⼈材。 理事会の推薦を経て学会⻑が任命する。
ランニング学会の認定指導員養成講習の受講が、2月4日に大阪学院大学で開催された実技科目(科学に基づくランニング指導)で終了した。委員の先生から認定書が郵送されると聞いていたので、首を長くして待っていたら本日届いた。同封されていた書類には、「人々や社会の健康に資するランニングについて正しく啓蒙活動を行うことが使命」とあった。
僕の所属しているランニングクラブはシリアスランナーが多く、下は20代から上は60代までで平均年齢は恐らく50代前半だと思う。そこで、よく耳にするのは怪我や故障の話ばかり。骨折したとか、ぎっくり腰になったとか、アキレス腱痛に悩まされているとか、ランナー膝になったという話。悲しくなる。恐らく、若いときは問題がない練習でも、今では体が耐えることのできない負荷が高い練習になっているのではないだろうか。
ランニング学会では、ジョギング・ランニングを行う際のセルフチェックを公開している。興味のある方は次の資料に目を通されてはいかがだろうか。
資 料
ジョギング・ランニングを行う際のセルフチェック (ランニング学会)
マラソンに取り組む市民ランナーの安全10か条(日本体力医学会 ガイドライン検討委員会)
市民マラソン・ロードレース申込み時健康チェックリスト(日本陸連 医事委員会)