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オーバーユースで痛めた肩にはこの筋肉をほぐせ!『特に野球選手は絶対!!』(理論編)

今回はスポーツや日常生活で痛めてしまった肩痛をマッサージで解消できるある筋肉をご紹介します。

その筋肉は『棘下筋』です!


まず棘下筋とはどこの筋肉なのかを確認していきましょう

棘下筋

これは背中側からの肩甲骨のアングルです

ちょうど肩甲骨の三分の二を占めている青いマークがついている筋肉が棘下筋です

もう少し寄って棘下筋にフォーカスしてみます

棘下筋(1)



棘下筋は肩甲骨と腕の骨『上腕骨』を繋ぎ関節の動きを安定させる機能が主なインナーマッスルです

作用は腕を外側に捻る外旋、補助作用として外転や内転といった動きもあります。

ここで注目したいのがオーバーヘッドスポーツ時の棘下筋の作用です

※オーバーヘッドスポーツとはテニスのサーブやスマッシュ、バトミントンのスイング動作、野球の投球動作など腕が頭の高さを超えて動かすスポーツのことを指します


腕を勢いよく振った際に、必ず振られた腕のスピードを減速させなければなりません。でなければ勢い良く振られた腕は毎回関節が抜けてしまいますねw

そうならない為に筋肉達が肩関節を保護しているのですが

その筋肉たちを「腱板筋群」 別名 ローテーターカフ と言います。  棘上筋、棘下筋、小円筋、肩甲下筋の総称です

この4つの筋肉、全てがバランスよく働くことで初めていい仕事してくれます。

その中でも棘下筋は特にブレーキ機能としての役割が強く、腕を振った際にダイレクトに負荷が加わります。

スポーツシーンで言うとフォロースルーです

バトミントン

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最近ではこのような研究もされているようです


筋肉はもともと引っ張られる力(エキセントリック収縮)に対しての耐性が少なく

棘下筋はインナーマッスルという性質からもさらに耐性がありません。

よって使えば使うほど筋肉にストレスが蓄積されていき、疲労物質、老廃物質によって血流障害をきたし棘下筋自体が固くなってしまします。

それにより腱板筋群全体の筋バランスが崩れ、ついには関節バランスが崩れてしまいます。関節バランスが崩れることで肩関節のトラブルに繋がり結果、肩痛つまり野球肩、テニス肩などのスポーツ障害を招くことになります。俗に言われるインピンジメント症候群なんかの原因の一つでもあります

専門的な視点では棘下筋は肩関節の後方部に位置していますが、棘下筋が硬くなり正常に機能しなくなると上腕骨を前に押し出してしまい、肩関節前方組織に圧迫、圧縮ストレスをける要因となります。これを『オブリゲートトランスレーション理論』といいます。


つまり棘下筋の硬さ、柔軟性改善することで肩痛を予防すると共に

肩痛の改善の一向になればと思います。


理論編は以上ですが

実践編のポイントを少しお伝えすると

硬くなった棘下筋を改善する方法を二つあります。

①マッサージや電気治療などで直接硬さをとる

②ストレッチをして狭くなった可動域の改善  

この2つを行うだけでもかなり改善します。



では今回のまとめです

・肩を駆使するスポーツで絶対ケアが必要な筋肉は棘下筋です
・棘下筋の硬さを放置しておくと肩痛に苦しめられる
・硬さを改善する方法はマッサージとストレッチが効果的


現在実践編を作成中ですので楽しみに待っていて下さい。

ありがとうございました('ω')ノ

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