《分割版#2》ニンジャラクシー・ウォーズ【ゴッデス・セイブ・ザ・マーチャン】
【#1】←◆#2◆ 翌朝。灰色の雲が垂れ込める円形広場で、白い頭巾の少女がマニヨル像の欠片を拾い集めていた。「痛かったでしょう……可哀そうに」幼い頬を涙が伝う。「泣くなよ、お嬢ちゃん」バルーが傍らに屈み込み、分厚い掌で少女の頭を撫でた。「これしきの事でマニヨル様は死んだりせんさ」
「じゃあ、マニヨル様は今どこにいるの?」鼻を啜りながら少女が尋ねる。「ン? アー、それはだね……島のどこか秘密の場所で、俺達が幸せになるように見守ってるのさ」「ホントに?」「ホントだとも」いかつい