映画を観た記録242 2024年12月22日    アキ・カウリスマキ『ラ・ヴィ・ド・ボエーム』

Amazon Prime Videoでアキ・カウリスマキ『ラ・ヴィ・ド・ボエーム』を観る。

アキ・カウリスマキの映画は、マッティ・ペロンパーの存在感があってこその輝きがある。マッティ・ペロンパーの表情。目玉がぎょろりと動くその演技。ぶっきらぼうな話し方。アキ映画はマッティ・ペロンパー映画でもある。

モノクロの映像、時折流れるシャンソン、安いクルマ(今回は3輪オート)、今回もアキ・カウリスマキ映画のアイテムが所せましと映し出される。

映画は、雪の降る街を、が流れて終わる。

出版社の社長をサミュエル・フラーが演ずる。

砂糖会社の社長であり、マッティ・ペロンパー演ずるロドルフォの絵画を気に入った人物をジャン・ピエール・レオ―が演じる。

財布をすられて、レストランでお金を払えなくなったロドルフォを助ける紳士役がルイ・マルである。

本作の原作者のアンリ・ミュルジェールの墓から献花をロドルフォは盗んでいく。

ディテールが喜ばしい映画である。

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