雷雨中止…嗚呼、最前列だったのに
JRFUの先行抽選、トップリーグの延期前は3節まで確保できていた。延期以降ことごとく抽選漏れで、チケットはファンクラブ経由で確保していた。
4節目でようやく、しかも最前列が割り振られ狂喜乱舞していた東芝ブレイブルーパス対サントリーサンゴリアス。
雨予報ではあったものの、試合中は小ぶりになる予報だったし自宅を出るときはそれほど強い雨は降っていなかった。
到着時から強くなった雨足
外苑前駅を出てみると、結構な雨。試合開始まで小雨になってくれたらと思いつつ、秩父宮ラグビー場へ。雨降っていてもせっかく取れた最前列、濡れることなんか気にしない、それよりも最前列から観られることが楽しみだった。
仕事でラグビーを撮っていた時、そういうことは多々あった。いきなりその場に着くより、少し前に着いて体を慣らした方が入りやすい。
とは言え場内に入って諸々準備をして席にと思った時には更に強い雨足。キックオフまではまだ時間は結構ある。結局、席に着いたのは20分くらい前で、撮影用に使っていたカッパじゃなくてコンビニで買ったカッパでフードがすぐに外れて、即びしょ濡れ。濡れちゃえばもう一緒な感じで無理やりフード被って練習の撮影をした。
この日は雨も強かったけれど、風も強く体はどんどん冷えていく。ラグビー観戦に慣れている人たちの装備は流石だなと思うことが多い。
違うチーム、ジャンルのポンチョとかは場違いかなと思って、ベルマーレの試合観戦で買ったポンチョは持っていかなかったけれど、周りを見ると場所柄もあるのかスワローズだったり、マリーンズのだったり野球絡みのを着ている人は結構いた。あとはラグビー絡みな感じで。気にする事ないのかと知り、今度からはベルマーレのポンチョを堂々と着よう。
練習終わりの円陣で、あとは雨が上がること、せめて雨足が弱まることを願いなら試合開始を待つ。
雨足は変わらないままキックオフ
予報では試合開始頃からは弱くなっていたはずが、全然弱くなることなくキックオフ。
ブレイブルーパスの試合は初観戦。雨の中での暗さもあっただろうけれどブレイブルーパスのジャージは生で観ているとほぼ真っ黒に見えていた。
こういう雨風が強い時、FWをメインにしてっていうことが多かった。その中で、今季全勝を続けるサンゴリアスがブレイブルーパスを圧倒すると想像していたけれど、観ていた感じ互角に見える戦いで面白い試合になる予感がした。(素人目線の素人意見です)
サンゴリアス陣内での攻防が多く、自分が座っていた位置からはほぼ対角な展開が多い状況。せっかくの最前列だったから目の前での攻防を楽しみにしていた。
この豪華な各国代表の3人。その中のサム・ケレビ選手、元オーストラリア代表のラディキ・サモと従兄弟っていうのを初めて知った。
サモ、自分が携わっていたチームに1年だけ復帰して目の当たりで観ていた。
普段は寡黙、でもチーム内では兄貴的存在というか親分肌というかそういう人柄。試合でも背中で語るというプレイを見せていた印象。そのど迫力にも圧倒された。
聞こえてきた雷鳴
1回目に雷鳴が聞こえてきたときは、普通に試合は続行していた。どういう天候でも中止になることがほぼないラグビーも雷だけは間違いなく中断、中止にになる。(下部リーグだったからかもしれないけれど、台風が近づく中で中止にならなかったこともある)
2回、3回となったところで中断。30分間とアナウンスされた。スマホで天気予報見ると30分では鳴り止まない様子。
長引けば選手のコンディションにも影響してくるだろうなとも。せっかくなら最善の中でのプレイを観たいし中止になっても仕方ないなと思いつつ、冷えた体をどう温めるか(結局なす術なしw)考えながら待っていた。
残念だけれど仕方ない中止決定
予定の30分を超えても再開する様子はないままだったけれど、なんとなく聞こえてきた会話で中止と耳にした。
スタッフらしき姿が近くにいなかったけれど、こういう時にありがたいのはラグビーファンの温かさ。その話をしていた人に「中止決まったんですか?」って聞いたらスタッフの人?って思うくらいに丁寧に説明をしてもらえた。
混雑を避けるまでしばらく待って機材とか片付けてすぐに場外へ。サンゴリアスの選手が場内を一周したのは後から知った。ブレイブルーパスの選手はロッカーの清掃をしたとか。ラグビー選手って、プレイもさることながらこういう部分も含めて尊敬しかない。
払い戻しと再試合
書いている今日再試合。13日分のチケットは払い戻しがすぐ決定されて、再試合のチケットは抽選ではなく早い者勝ちでの販売。中止から再試合までの時間とか諸々考えれば仕方ない。
けれど、ようやく当たった抽選で最前列ということを考えたら、試合を観切ることできなかったことが心から残念。
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