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分娩台でコロナ陽性発覚!忘れられないクリスマスイブの思い出

メリークリスマス!
1年前の本日、クリスマスイブである24日に我が家の末っ子は生まれました。そして正に「産むよー!」という分娩台の上でコロナ陽性が分かった私。
今日は誕生日ということもあって、大変だったけど、一生の思い出に残る貴重な経験をたくさんした当時を振返りたいと思います。

前日は定期健診・経過は良好

12月23日:定期健診
既に38週。予定日まで2週間を切っていることもあって「子宮口も空いてるので、もういつ陣痛きてもおかしくない」と言われる。

自転車で約20分(臨月の妊婦の自転車は本当にダメ)かけて病院に通院していた私は、そのまま自転車でショッピングモールに向かい
年末の義実家に送付のギフトやら、子供達へのクリスマスプレゼント等を購入し帰宅。
保育園へのお迎えや家事を済ませ、一息つくと少し体のだるさを覚え、熱を測ると36.8℃。

「少し動きすぎたかなー」と早めに就寝するも、明け方5時頃お腹の定期的な張りで目が覚める。
5時40分過ぎから陣痛カウントを始めると既に8分~10分間隔に。

6時30分頃病院に電話し「来てください」となって、
タクシーで6時50分ごろ一人で入院グッズを持って出発(子供達のお世話があるパパは自宅に残る)

病院到着⇒コロナ陽性⇒1時間で出産

7時10分ごろ病院の緊急外来へ
既に8分間隔だったので、そのまま3階の分娩室に直行し分娩着に着替え分娩台へ横たわる。
子宮口は8㎝開いてるとのことで、波がくると「うーっ・・・」となる。
熱を測ると37.2℃度だったので、コロナの抗原検査を実施。

そんな中でも押し寄せる波に耐えるだけで精一杯。
7時30分には破水。
そんな中、「コロナポジティブ!!」の情報連絡が分娩室に響き渡り、一気に空気感が変わる分娩室。

助産師3名だけが残り、急いで感染防止の装いに着替えて出産にのぞむことに。。
出産は超絶スムーズで、8時8分に元気に男の子が誕生!

本当はすぐにカンガルーケアの予定だったけど、数枚の写真を撮って感染防止のためすぐに母子隔離。
運ばれていく我が子を見ながら、「可愛い」と呑気に話す私。
私は分娩台の上で2時間ほど休んでから、産科ではなく、コロナ病棟の個室へ移動。

お産のダメージは低いものの、熱がその後39度まであがり、CTを取ると初期の肺炎とのことでカクテル療法を受けることに。
(コロナ感染病棟のある大学病院に通院していてよかった、この時感染者数が少なくて個室にすぐ入れたのも良かった、分娩台の上でお産の進みも早かったから自然分娩で行けた(もう少し判明のタイミングが早ければ帝王切開に切り替えるのが通例らしい)のもラッキーでした。。)

クリスマスも年越しも病室で迎えたことは一生の思い出に

コロナはそこまでひどくならず、ツラいのは出産当日と翌日くらいで、3日目はもう平熱でとても元気に。
個室でゆっくり寝れるし、シャワーもゆっくり浴びれるので身体も回復。
ただ、クリスマスも年越しも病室から一歩も出れない。
娯楽はTVとスマホしかないが、お祭り騒ぎのコンテンツに孤独感を募らせる。。
でもやることがないので、TVを見たり、1月中旬に予定していた引越しの準備をしたり、退院したら食べたいもの、買いたいもの、やりたいコトをリストっプするなど、妄想を膨らませ何とか時間を過ごしてました。

赤ちゃんに会えない辛さ

何よりツラいのは、出産した日から赤ちゃんに会えないこと。
「赤ちゃんは元気かな。どう過ごしてるかな」と。

ただ、看護師さんが毎日LINEの動画通話をさせてくれて、「今日の〇〇ちゃん」とタイトルをつけて写真を大量に送ってくれて、赤ちゃんの様子を逐一教えてくれたので、そこまで不安になりすぎることはなかった。。

たくさんの担当看護師さんが入れ替わり立ち替わり病室を訪れて、
自分たちだってコロナ感染する可能性があるから、イヤだろうに
おっぱいマッサージとか、身体拭いてくれたりとか、優しく声かけしてくれたりとか、とにかく寄り添って心身共にケアしてくれて本当に本当に本当に嬉しかった!医療関係者には感謝してもしきれない体験に。

ちなみに感染源は?

2021年の12月はオミクロン株の初感染者が出た?くらいの時期で、東京の1日の感染者数は30名程度。
まさかかかるなんて誰も思っていなかった。
24日私が陽性になった際に家族もみんなPCRを受けた結果、長女が陽性、旦那と長男は陰性。

振返ると長女は2日前に発熱しており、長女が学校からもらってきた?
ということも考えられたけど、今となってはそれもよくわからない。

ただ、その後家族が部屋でクリスマスもお正月も過ごすわけなので
リレー形式で陽性になって、結果10日間の隔離になったので、それはそれで大変だった。。

赤ちゃんとの対面は出産から10日後、待ちに待った日

私が退院したのは1月2日、赤ちゃんの初対面もこの退院日だったので
出産から10日後、待ちに待った対面となった。

退院日、まずは病室から始めて一歩出て、外の廊下を歩くだけで気持ちが晴れやかに。
そして小児科にはやる気持ちを押さえて迎えに行って、小さく眠っている赤ちゃんの姿を見て、抱き上げた時のぬくもりと重み、小ささに涙がこぼれてしかたなかった。。
「やっと会えたね、待たせてごめんね、、」っていっぱいいっぱい話しかけた。。

そしてここでやっと母乳も挙げられて、私の張りつめてたおっぱいもやっと飲んでもらえてうれしかった。

今回のことで学んだこと

①家族みんなが元気に、一緒に過ごせる何気ない日常は実はとても貴重で幸せなこと。この一瞬一瞬を大事にしたい

家族バラバラで10日間超も過ごして、本当に寂しかったし、ツラかった。。
改めて「大事な人と共に過ごす時間、そのものがかけがえないし、自分にとって何より大切だ」と再認識するいい経験になりました。

②医療従事者に本当に感謝

毎日動画通話や写真を送ってくれて、親身に話を聞いて寄り添ってくれた。退院時には赤ちゃんの写真をちりばめたお手製のアルバムとお手紙まで頂いた。
入院中も名前も一緒に考えてくれて、「コロナ感染の出産のケースはうちでは初めてでした、至らない点もあったかと思いますが、〇〇さんも前向きに頑張ってらしてこちらも励みになりましたし、今後の参考になりました」
とポジティブなお言葉まで頂いた。
本当に日本の医療関係者の皆様には心から感謝と尊敬の念を抱きます!

クリスマスイブが来る度に思い出す貴重な経験に

あれから一年、我が家の3番目の末っ子は、兄弟の中で一番元気で、活動量も多く、食いしん坊でやんちゃです。

1歳のお誕生日おめでとう!
家族みんなで過ごせて本当に幸せでありがたい!!
これからも共にこの日を迎えられますように、、と願ってやみません。
メリークリスマス!!

(補足)
ちなみに、今回のコロナ入院のおかげで医療費の自己負担は実質タダになりました。まぁ、コロナになって唯一良かったことですね(笑)

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