【21/22 プリマベーラ 第6節】ユベントスU19vsボローニャU19
シェクララツやドラティオット、デッラバーレ、チーティなど、普段はサブメンバーのプレーヤーがスタメンに名を連ねたこの試合は、両チーム合計5得点が記録された試合となった。
チーティに関しては、主力CBムハレモビッチが代表ウィークに負傷し長期離脱となったためのスタメン出場である。
ムハレモビッチの穴を埋めることができるのか、ミランU17主力としての実力を存分に発揮して欲しい。
シェクララツやデッラバーレ、ドラティオットに関しては、オミッチやサボーナ、マレッサなどを差し置いてスタメン出場を果たした。
ユースリーグが控える故のターンオーバーとも捉えられるが、この機会は彼らにとって絶好のアピールタイムであった。
メンバーリスト
↑↑ユベントスU19
↑↑ボローニャU19
ユベントスU19
・ドラティオット
この試合、最も目を引いたのがドラティオットであった。
というか、そもそもドラティオットは前評判の段階から個人的にかなり気になっていた選手で、そんなわけで今回スタメンを見て彼の名前があったので絶対この試合は後追いしようとなったり。
さて、ハードルは高めに設定していざ後追い観戦してみると、期待以上の選手だと前半のうちに分かった。
印象的なシーンを少しまとめた動画をTwitterにアップしているので、詳しくはそちらを見て欲しい。
ユベントス下部組織に所属する選手で「ネクスト・ファジョーリ」を選ぶとしたら、間違いなくドラティオットになる。
ボールの持ち方やタッチの繊細さ、見ているところ、チャレンジングなプレーなど、すべてがファジョーリの後継的に見える。
それでいて左利きというのがまた良いアクセントとなっていて、U23のミレッティやセルサンティなどほかの中盤プレーヤーとも差別化ができる。
今後、プレシーズンマッチなどでトップチームに帯同・出場することがあれば、注目の的となるかもしれない。
・シェクララツ
今季開幕前から期待しているのが、シェクララツである。
おそらく彼のことはU19を観ていてもよく知らないという人が多いと思う。
私もプレースタイルや特徴を正確に把握できているわけではないが、ポテンシャルの高さは特徴的だと思う。
とてもミスが多く、見る人が見ればこりゃダメだと一蹴されてしまう選手ではあるものの、化けたら一番すごいところまで行きそうな秘めたる感じがすごい。
ボールタッチも繊細で基礎技術も無くはないのだが、とにかくプレーに自信がない印象。
この試合でもやはりミスが目立ち、まだ覚醒の片鱗は見られないか…とガッカリ😮💨
・デッラバーレ
本職はCBだが、この試合では左サイドバックとして起用されたデッラバーレ。
守備的サイドバックとして起用されたが、正直イマイチ。
本職右サイドのムラッツィを左サイドバックで起用し右サイドバックにサボーナを置く布陣が強すぎるのもあるけど、デッラバーレももう少しできるでしょう。
ボローニャU19
・Paananaen
ボローニャプリマで敵ながら群を抜いて目立っていたのが、このPaananenというFW。
フィンランド国籍のこの選手は、昨季もボローニャプリマに所属していたものの完全にベンチウォーマー。
一方で、今季は一転して主力として出場し続けている。
見た目はこの記事1番上のサムネ画像に写っているのでそちらで確認してほしい。
ゴツいけどなんでもできる感じで、彼がボールをもつと怖さがある。
今後注目したい選手のひとり。