アジアンフラッシュ!
酒を飲んで顔が赤くなる人は「アジアンフラッシュ体質」といって新型コロナにかかりにくいようだという報告が佐賀大学の研究チームから発表された。何でもこの体質の人は顔色ひとつ変えないでぐびぐびいく人の3分の1の感染率だったという。無知なワタクシはこの指先からビームでも出したくなる、もしくはカンフーの必殺技のような名前を初めて知ったのだが(東アジアに多い体質で、およそ半数の人が該当するらしい)、そういえば今のところこの新手のウイルスにはまだ感染していない。昨年高熱を出して運ばれたときも「とうとうきたか」と身構えていたら「インフルエンザですね。とりあえず大人しくしていてください」とけんもほろろ(じゃあない)に言われてしまった。
研究のきっかけは、一人の客員研究員の方がコロナのみならずそれ以前のインフルエンザやノロウイルスの集団感染が身近で起きたときに自分は無症状だったことだという。他の人との違いと言ったらアジアンフラッシュ体質くらいだ、ひょっとして・・・ということらしい。
この「アジアンフラッシュ体質」、マウスの実験結果では結核菌の増殖も抑制されたとかの報告があり、他のウイルスや細菌との関連性も含め今後の研究が注目されている。赤くなるどころか飲んだら最後青くなってしまう人は「アジアンストレートフラッシュ」、あの黄金の水を見ただけでという人は「アジアンロイヤルフラッシュ」とかその強力度にランクはあるのだろうか。
「アジアンフラッシュ体質」に認定される目安はコップ1杯で赤くなること。自分はほぼ体質保持者と言っていいと思うのだが下戸ではない。酔って候という感覚は2杯目位から。インフォーマルな場なら面子次第ではやぶさかではない。研究員の方とは違ってインフルエンザにもノロウイルスにも罹ったことがある。ひょっとしたら「アジアンフォーカード」位かも知れない。いきなり弱そうだ。その前に慢性心不全というやっかいなシロモノとうまく付き合う事の方がやっぱり大事なのだ。
見出しの写真は「スナフ」さんの作品をお借りしました。おじさん飲んでも押しちゃあだめだよ。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?