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荒ぶる神々。
先の岩手・北上行きで思わず買ってきたポストカード。「鬼」とあるのが鬼剣舞、「鹿」とあるのが鹿踊り。花巻・北上周辺に伝わる伝統芸能だ。いずれも災厄を防ぐ念仏踊りを起源としていると言われ、その荒ぶる舞で命を失ったものへの鎮魂や悪霊退散などを祈念する。時に激しく踊るその姿は、30年位も前だろうか、初めて見たとき思わず「かっこいい!」と唸ってしまった。およそ権力者が作らせた仏像などにはさして興味はないのだが、これこそ地の底からの祈りなんだとミーハーながらに思ったのだ(絵葉書を見ながら「ROCKだぜ」なんて呟いている)。妻が鬼剣舞のDVDを買ってきたのでいつでも観ることは出来るのだが、もちろんライブにまさるものはない。
荒ぶる神といえば、友人に捜索の指令を受け無事有名フリマサイトで捕獲したギエロン星獣の、雄々しく彼のもとで育っている姿がメールで送られてきた。「朝日に向かい、世界平和を祈念するギエロン星獣様のありがたいお姿」とある。彼があっちの世界に行ってしまわないことをココロから願う。
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北上市には「鬼の館」というミュージアムができている。市街地から遠く今回は足を運べなかった。古今東西の鬼が展示され、鬼剣舞の公演もあるという。今度はぜひ訪ねてみたい。