【人生はネタだらけ】乳がん手術から退院して半年が経過しました
はじめに 本投稿について
退院から半年が経過して、仕事も含めて色々と落ち着いて来ましたので、久々に現在の状態をnoteにしてみたいと思います。
今回の投稿には女性の身体的特徴(主にバスト)について触れる部分があります。そのような投稿に過敏な方は読み進めないことをお奨めします。
手術痕の状態と痛みなど
私が手術痕のことをできるだけ明るく伝えようとして使う表現
上記だけでも不適切極まりない表現ですが、さらに追い打ちをかけるなら、アイライナーを跳ね上げるように描くことでさらに私の手術痕に似てきます。
術後1ヵ月の時と違うとするなら、胸板と切除した部分が密着して、あばら骨の間(肋間)が凹んでいる「やせ馬」感が出てきた感じがします。わき下部分(=アイライナーを跳ね上げた部分)は、少し盛り上がったままなのが気になります。
痛みはないわけじゃないが…
術後1ヵ月のときはできなかった
頭の上で👏
腹ばいになる
”和気あいあい”の動き
これらの動きができるようになりました。若干わき下に突っ張りと、左あばら部分のシナプスの密度が低い感じ(左の胸があった部分を触ってもぼんやりした感触)が残ってますが、乳腺外来の医師によれば、術後10年経ってもそのような症状をうったえる人もいるようなので、問題はなさそうです。肋間にピリピリとした痛みが走るときもありますが、我慢できるレベルなのでこちらも気にしていません。
治療・診察など
ホルモン療法(内分泌療法)としてタモキシフェンを1日1錠服用しています。私のガンのタイプは女性ホルモンで増殖するタイプのガンなので、体を女性ホルモン抑制の方向にしてガンの再発や転移を防ぐための薬です。この薬を処方してもらうために、かかりつけの乳腺外来に3か月に一度通院しています。3か月分の割には保険も適用されそこまで高額な薬ではないので安堵しています。
「更年期の症状が出るかもしれない」と言われてきましたが、月経が来なくなった以外は、自覚している症状は今のところありません。医師からは「(月経は)一時的にとまっているだけで、また再開することもある」と言われています。
正直なところ
「いよいよ女性ではなくなる日が近いのねー」
「この不安な気持ちとか、病気しやすくなったのは更年期の症状?!」
「面倒な月イチの作業からの解放されるわー」
などがミックスした気持ちです。「病気しやすくなったのは関係ないと思うけど」と乳腺外来の医師からは笑って言われています。
とどのつまり多くは思い込みで、気の持ちようってことですねw
工夫(ケチ)をしていますw
乳房再建に対する私の考え方
一番のケチはなんてことはない『乳房再建手術を行わないこと』です。保険が適用がある前は、乳房再建に100万円はかかっていたとか、保険適用のものも増えて費用は抑えられるようになったとはいえ、「50歳を迎えた自分の見栄えにお金をかけるの?」という基本的ケチな性格と、「もともとそんなに立派じゃないw」「もう使い道がないw」という点で、手術前から再建を行わないことをさっさと決めていました。
でも薄着の季節がやってきます…一応冬場もバストが強調されやすいニットは着ないようにしていました。
アピアランスケア助成金の存在は教えられたけど
アピアランス(外見・見た目と訳すのがいいのかな?)のための費用、すなわち、乳がんなら医療用ウィッグや乳房補整具の購入費を助成してくれるというものです。手術に関する説明資料の中にも記載がありサイトをたどっていくと、各自治体が用意してくれていることが分かります。しかも看護士さんが入院中に私の住所を見て、自治体の該当ページを印刷して渡してくれました(ホロリ)。
私の場合は、現時点でウィッグは不要なので、乳房補整具(つまりはパッド+αのような偽物のバスト)があったらいいなという状態なのですが、多くの自治体の助成パターンだと「半額分を最大2万円まで」となっていて、「最大4万円の買い物をサポートするよ」ってことになります。
参考までと紹介された専門店サイトをのぞいてみると、色々とサポートもあり考えていただいている商品が並んでいますが、私にはなかなかにお高いラインナップです(汗)
専用品がなくてもアレで代用できる⁈
これも看護士さんの一人がポツリとつぶやいてくれたのがヒントでした。
「保冷剤なら冷凍庫にしっかりストックがw」ということで、まずは手術準備用に購入した前開きブラジャーのパッド入れ部分から保冷剤投入!もちろん解凍したものです。手術痕を冷やす必要はありませんから。
感想としては「”付け心地”は悪くない」で、「”もみ心地”はこっちの方が良いかもw」です。
今まで避けていた(手を抜いているような気がしていた)ブラトップもパットやカップ入れがあるので、そこからスルリと保冷剤とこれまでのブラジャーからひっぺがしたバストに厚みを持たせるパッドを一緒に投入!
お値打ちにできました♪
専用乳房補整具ではないことの難点とは
ずばり「形が安定しないことw」です。
◆着用するブラトップやブラジャーによっても投入量が違ってくる
◆ズレる
特に課題があるのは、ブラカップなどを(本来あったはずの)胸の谷間側から入れるタイプのブラトップとかです。だって、気が付いたら左から右へ保冷剤が瞬間移動していることがあるのです!お風呂に入る前に着替えたら人肌に温められた保冷剤が右から出てくるなんてことが発生しています。
スポーツブラタイプでも、左胸が平坦なばかりにズリ上がってきてしまい、左右のバストで高さが違うとか起きてしまうわけです。切除前のボリュームのないバストでもひっかかっていたことをしみじみと痛感する最近でした。
最後に
いつもの結び文句ですが、乳がんにも色々なタイプがあり、そのガンのタイプと治療方法によって、その対応方法もかわってきます。放射線治療や抗がん剤治療をしていない私は、全摘手術をしたとしても比較的軽い方の乳がんと言えます。軽い感じで語ってきてますが、深刻な状況の乳がん患者にしてみれば「ふざけてる」と思われるかもしれません。
乳がんは「女性の9人に1人」が罹患すると言われるようになってきました。歩けば容易に乳がん経験者にあたる状態なわけです。治療方法、症状や環境、どのように受け止めるかによっても人それぞれでしょう。その中でこんな風な人間が居てもいいだろうと思っての投稿でした。
誰かの参考になるようなら幸いです。
誰かがクスっと笑ってくれたらそれだけで嬉しいです。