ブレイクスルーした日
ブレイクスルー
私にとっての大きな分岐点でもあった
点と点が繋がって
過去と現在が繋がって
「こういうことだったんだぁぁーーーー!!」
って 光がバーンとはじけた感じ
やっと娘を理解できたのと同時に
自分自身が本当に未熟だったと
大反省と懺悔をした日
その日から
私の中でやっと娘と通じ合えて
娘もまた
変わっていった
その日のことを初めてお伝えします
当時、私は公立中学校に非常勤講師として勤務を始めて2年目。
次女が学校へ行けなくなって半年くらい経った頃かな。
私は「自分と向き合う」作業を
ずっとしていた頃でした
それは 不登校という現実を理解しようとする中で
娘のことがわからない
さらには
娘の学校や担任のあまりにも不誠実な対応や
やり取りに憤っていて
このまま学校とどう付き合っていけばいいか
(私立の中高一貫校だったので)
今後の進路をどうするべきか
そんな問題で頭がいっぱいになっていて
ピークを超えてからは
「これはもはや自分自身の問題」かもと思えてきて
それからずっと
あえて娘の学校とも関係を遠ざけていました
あるきっかけで聞くようになった
ライフコーチ(Yuri Yoshikawaさん)のポッドキャストを
毎日のように通勤の車の中で聞いていて
さらには心理学や脳科学の本など
ありとあらゆる文献、YouTubeなどを漁って
頭の中は毎日
考え事
そんなある日
いつものように仕事から帰る車の中で
パッカーン!!
となりました
パッカーン!!(涙)
娘がなぜ学校に行けなくなったのかは分かりません
でも 学校がしんどかった
ことは確かです
振り返れば 自ら行きたいと言って通っていた塾だって
受験が近づいてきたタイミングで
行くのを嫌がってトイレに閉じこもったことも
何度かありました
(予兆だったかも)
第一希望だった中学校の受験は取りやめ
長女と同じ中学校を受験し合格
特別嬉しそうな様子はなかったけれど
学校で勉強も困ることはなく
友達にも恵まれ
部活も楽しんでいた
けれど
夏休み明けにコロナ一斉休校が1ヶ月あって
その2ヶ月後に急に行けなくなった
緊張感でいっぱいだった1年生
夏休みが明けたと思ったら
1ヶ月のオンライン授業
それまで彼女なりに頑張っていた
緊張の糸が
ぷっつーんと
エネルギーの波が
シュンと
途切れてしまった
それなのに
私は長女と同じ学校だし・・・と
どこか安心しながら
当たり前のように過ごし
自分は新しく始めた学校勤務が楽しくて
自分のことに一生懸命だった
特別、次女のケアをしてこなかった
そんなことに
気がついてしまったんです
「ああ、ごめん!!」
わかった瞬間に涙がドバーッと溢れてきて
帰宅後すぐに娘を呼んで
おもいっきりハグをした
娘を抱きしめながら
「ごめんね、 辛かったね。しんどかったね。
私は何にも気づいてあげてなくて、ごめんね。
ママはあなたにひどいことをしてきたね。
ママが悪かった。」
そんな話をした
どんな反応をしたかちょっと覚えていないけど
でもね
次の日から
娘は顔の表情が明るくなって
笑顔を見せるようになって
元気になっていって
私と普通に何気ない会話もするようになって
私はねそれで気づいたんです
それまでこの子を許せてなかったんだ
って
全てが繋がってブレイクスルーが起こったら
私はこの子を許せていなかったし
自分のことも許せていなかった
ということに気づき
今は許せる
私は受け入れられるし
自分自身も受け入れられる
だから この子のせいでもないし
私のせいでもない!!
ブレイクスルーからの「転校」決意
そんな風に思えたら
それまでは本人に任せようとしていた
学校についても
「この子はここにいちゃダメだ」
そう強く思って
その中高一貫校からの転校を即決した
以前本人は問われると「残りたい」と答えていて
スクールカウンセラーにも
「それは本人が受験で勝ち取った権利だから」
といわれて
決めるのはいざとなったときでいいやと結論は決めずにいた
今思えば子ども自身がこれを決めるのは
本当に大変なのだと思うし
「残りたい」のはもしかしたら
自分がこういう状況じゃなかったら
本来の自分だったら
「そこにいたい」希望が少しあったのかもしれない
けれど
娘の状況を理解しようともせずに
生徒への寄り添いも支援もない
心ない言葉ばかり投げかける教員のいる所に
私はこの子を預けることはできない
そう思った
私が受けた傷つき体験を
いずれこの子がもし学校に行けるようになって
同じように受けるかもしれないと思ったら
「正しい場所にいる」
ことを選んだ方がいい
そう思った
そこからはいろいろなことがスムーズに動き
私の心も軽くなって
さらに
コーチングのプログラムを受けたことで
「自分の人生は自分で幸せにできる!」
ってことが腑に落ちてからは
自分の人生も
娘の人生も
それぞれ自身で力強くつくっていける!
そう信じることができました
不思議なことに
親の思考や感情が変わると
子どもが変わっていきます
子どもが変わっていくのか
変わったように映るのか
親は時として
子どもの人生や課題を
自分ごとにしてしまうことがあります
それで辛くなる
「心配だー」「心配だー」って
親の愛情を「心配」という呪いに変えて
子どもに吹きかけていることがたまにあります
それで子どもも辛くなる
私は娘の不登校をきっかけに
これら一連のことを気づくことができました
人生のレッスン
この記事を最後までお読みくださり
ありがとうございました!
私の体験記、あなたに何か届けばいいな
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