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なぜか報道されなかった「統一教会との関わり」事例(秋田県議 編)

 秋田県議会議員と「統一協会」の《関わり》について、秋田魁日報、共同通信、朝日新聞のアンケート報道では明らかにされていなかった《接点》が確認された。

 新たな《接点》が見つかったのは、小松隆明 県議と杉本俊比古 県議。小松県議は2019年「秋田県平和大使協議会」シンポジウムに、杉本県議の《秋田県平和大使協議会2021年度総会・講演会》に参加していたことが、それぞれの政務活動収支報告書に記載されていた。

政務活動費のチェックすらなされず、県議らの自己申告がそのまま報じられてきたということか。

 これらの情報は各社の独自アンケートなどにもとづく秋田魁日報記事(2022年9月10日)や朝日新聞記事(2022年9月10日・13日)、共同通信アンケートにもとづく朝日魁日報記事(2022年12月4日)では報じられてこなかった。各社アンケート・取材への県議らの回答が、不正確だった可能性がある。

 また佐々木雄太県議は、自身の《接点》について「2021年5月の講演会に出席」との説明を続けてきた。しかし、佐々木県議の政務活動費収支報告書には、2021年5月8日の《秋田県平和大使協議会総会・講演会》への参加として報告されている。この記載から、「《総会》と《講演会》が明確に分けられる会合だったのか?」、「分けられるなら、アンケートの数ヶ月前に県議本人が《総会・講演会》と報告していたのはなぜなのか?」といった疑問も高まりそうだ。さらには、翌年の《総会・講演会》への出席について、《総会》と報じられてきた杉本県議との不公平感まで漂い出している。

しかし上記のように、各社記事で無視されてきたことを考えると、これらの《接点》の存在が問題化するのかはまったく不透明な状況と言えそうだ。

(上記《接点》や各社記事などの詳細を以下に記した。なお著者の一存で、設定変更等が行われる場合がある。)

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