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脱洗剤生活を半年やってみて、変わったのは私の鼻でした。
手作り洗剤で一変した暮らし。
「柔軟剤使ってないからふんわりしていないけど大丈夫?」とタオルを渡してくれたのは、まだ結婚する前の話。当時一人暮らしの彼女はお肌に合わないからという理由で柔軟剤を使っていませんでした。
あれから時が経ち、我が家では柔軟剤はおろか洗濯用洗剤も使わなくなりました。無添加の粉せっけんとお湯で「自家製洗剤」を作り、洗濯から食器洗い、体を洗う時もそれを使っています。私はそれで顔も洗っています。使用して半年以上たちますがすこぶる健康で今のところなんの不自由もなく生活しています。
何にでも使える「無添加粉せっけん」
使用している「粉石けんスノール」はとても優秀で、手作り洗剤の作り方も簡単。適量の粉せっけんをお湯で溶いてしっかり冷ませばプルプルとした石鹸が出来ます。作り方もシンプルなので苦にならず、なくなりそうな時には朝にささっと作って放置しおけば夕方には完成しいます。
健康的でとっても安価。我が家では半年以上も前に2.1kgの粉せっけんを買いました。
購入した当時は「こんなにたくさん使い切るかしら」と心配しましたが、今でも半分ほど残っています。安価だから気にせず使えるし、無添加なので環境にも優しいです。
「いいにおいクサイ」の秘密。
半年使って感じたこと。それは「匂い」に対する感覚が大きく変化したことだと思います。先日、衣替えで春用の衣服を出した時に、収納ケースから香る柔軟剤の匂いに驚きました。クサいわけではなく匂いがキツイ。
手についた匂いもなかなか取れず、隣の部屋にいた妻に「これ匂ってみて」と嗅がせてみたくらい。笑
我が家には「香りをつけるもの」がほとんどありません。トイレや玄関の匂い消しには焙煎したコーヒーのカスを使うし、掃除には重曹とクエン酸を使っているので匂いが出るものがないのです。あえて言うなら知らずに買ったトイレットペーパーに時々香りがあるくらい。
私の手を嗅いだ妻は「キツッ!」と顔をしかめます。それを見て笑う私。
優しい香りたちと一緒に暮らそう
濃い味になれると薄味は感じにくくなるように、薄味になれた私たちは幅広い味を楽しめるようになったのかもしれません。
家の中にある薄味な優しい香りたち。
花の香りや出汁の香り。窓を開ければ通り抜ける清々しい春の香り。
自然の香りに慣れると、人工的な柔軟剤の香りがすぐにわかるようになった気がします。柔軟剤が悪いとは言いませんが、柔軟剤を使わなくても心地良い香りが沢山あることを知れたのは、暮らしに彩を与えるとても豊かな気付きだと思いました。