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ずぶ濡れのキャプテンを拾ったら家の外でも遭遇しました。

↑前回はこちら!


梅澤:みな土曜日先輩にお出かけ誘われたから行ってきてもいい?
◯◯:もちろんだよ〜。ちなみに誰なの?
梅澤:日奈さん!あと和もいるよ
◯◯:不思議なメンツだね(笑) 楽しんどいで

-土曜日。
梅澤「帰りどっちの家帰るか決まってないからまた連絡するね!」
◯◯「はーい、ご飯いるかとかも教えてくれるとありがたい」
梅澤「了解〜」
◯◯:一応こっち来る想定で冷蔵庫見とくか...

ピロン
◯◯:誰だ...?
後輩「先輩今日暇ですか?」
◯◯「暇だけどどした?」
後輩「ハマスタのスカイデッキみたいな名前の席あるじゃないですか」
◯◯「あるな」
後輩「今日そこ行こうと思ったんですけど急遽一緒に行く人が仕事入って、自分も実家に帰らなきゃいけなくなっちゃって、よければチケット貰ってくれませんか」
◯◯「マジ!?いいの!?結構高いのに」
後輩「いつもお世話になってるんでお礼と思って受け取ってください」
◯◯「マジ?ありがたくいただくわ、今度チケ代半分出すよ笑」
後輩「笑、じゃあ後で〆々駅に受け取りに来てください」
◯◯「おけー」

僕はこの青い球団のファンなので、こんな嬉しい話はない。後でしっかりお礼しよう。


無事にチケットも受け取り、横浜スタジアムへ。
同行者募集したんだがみんな予定が入ってたのでぼっちだ。悲しい。

ピロリーン
係員:おひとりですか?
◯◯:はい、一人なんですよ(笑)
係員:贅沢ですね(笑) 楽しんでくださいねぇ

......なんか哀れみの顔をされた気がする。

スタンドを上がって......
◯◯:おお、これはめっちゃ豪華やな〜!

柔らかいクッションのソファーとイスに大きめのテーブル!
居心地がかなり良い!後輩くんには感謝せねば。
隣のブースはまだ空。誰か来るのかな?
おっと、スタメン発表が...
...
◯◯:〜信じーてーいるよー 熱いー気ー持ちーでー つーかーーむーのーーさー ユアウィーニングボール! そーーれ!

??:遅くなっちゃったね〜
??:ごめーん私がやっぱりみかん氷食べるとか言ったから〜
??:全然間に合ったし大丈夫ですよ〜

隣のブースの人が来た。女性3人なのかな?
なんか美波に似てる声がしたな、帰ったら話してあげよ!

??:あれ?◯◯...?
◯◯:えっ!?

あ、前言撤回。美波に似てる声じゃなくて、美波の声でした。

◯◯:美波じゃん!
梅澤:こんなとこで会うとは思わなかったよ!
◯◯:後輩にチケット貰ったんだ、そっちこそハマスタ来るとは思わなかった!偶然同じ席種取っててしかも隣は奇跡すぎる
梅澤:奇跡じゃなくて運命かもよ...///
◯◯:確かにそうかも...?///
樋口:あの〜...あなたは梅ちゃんとどういった関係で...?
◯◯:あ、樋口日奈さんですよね、◯◯と申します。美波とは...その...なんていうか...

後輩にはあまりこの関係を言うの良くないんだよな確か。
うっ、そうなると気まずい...。

井上:あ!もしかして梅澤さんに勝手に合鍵作られた◯◯さんですか!?
樋口:あー!そういえばそんな話聞いたなぁ!あなたが◯◯さんなんだ〜!
梅澤:2人とも何で知ってるんですか!
樋口:この前まいやんから聞いたよ、まいやんは今野さんから聞いたらしいけど
井上:私は与田さんから聞きました
梅澤:今野さんと白石さんはいいとして、与田ぁ...!
◯◯:はいはい美波、そんなに怒らないの。今怒ったって意味ないでしょ〜?
梅澤:う、うん!みな落ち着けるよ!
◯◯:よしよし!美波は偉いな〜
梅澤:えへへ〜

いつも通りのやりとりをしてたけど、席があまりにも快適なもんで、今は家じゃないことをすっかり忘れてた。

樋口:なに!かわいい〜!!
井上:はぁっ!はぁぁっ!(過呼吸)
梅澤:2人ともどうしたの?
井上:梅澤さんの...一人称が...みなっ......!はぁぁぁっ!!!
梅澤:あっ...///
樋口:梅ちゃん甘えんぼなんだね意外と
◯◯:そうなんですよ、そこがかわいいんですけど
梅澤:恥ずかしい......///
◯◯:それでなんですけど、おふたりにはこのことを是非とも内密にお願いしたいです、流石にこれが世間にバレるとまずい
樋口:もちろんだよ!
井上:与田さんにも言っておきます!
◯◯:助かるよ。そろそろ試合始まるし楽しも〜!
梅澤:2人ともありがとね
◯◯:最初連絡きた時はなんちゅうメンツだと思ったけど、今思えば納得だわ。1回ハマスタで仕事してるちまさん、神奈川県出身の美波と和ちゃんか
樋口:せいか〜い!2人は1回野球見たいって言ってたからね!ちょっといい感じの席取ってみたの!
◯◯:僕も初めて来ましたけどここめっちゃいいですね!既にまた来たいかも
梅澤:今度はみなといこーね!
◯◯:撮られそうだし確約はできないけどな
梅澤:むぅ...

美波たちのブースと逆側の隣ブースにも人が入ってきた。
??:うお〜!めっちゃ特別感あるな!やるじゃんお前!
??:たまにはこういうところで2人で見たいと思ってね〜

こっちの声にも妙に聞き覚えがあるな。

井上:えっ!?伊藤さんと畠中さん!?
伊藤:えっ!?おわ、なぎちゃんじゃん!
畠中:マジ?こんな偶然あるの
◯◯:本物だぁ...
伊藤:あっすいません挟んで盛り上がっちゃって(笑)
◯◯:僕は全然大丈夫ですよ!
畠中:後ろにいるのは...梅澤番長?
梅澤:ねぇ〜え!その呼び方やめてくださいよ!(笑)
伊藤:もう1人は確か...樋口さん...だっけ?
樋口:はい!樋口日奈です!
畠中:不思議なメンバーだね(笑)
◯◯:やっぱり思いますよね?パッと見は(笑)
畠中:なんか関係性あるんだっけ?
◯◯:ハマスタで一仕事したことある樋口さん、神奈川県出身のみn...梅澤さんと和ちゃんですね
畠中:あぁ〜なるほど
伊藤:この人とはみんな知り合いなの?
梅澤:はいまぁ...顔馴染みというか...
伊藤:そうなんだ、じゃあここからは全員で楽しむってことで!
◯◯:よっしゃ!
井上:賛成!!


試合は進んでいき、1点ビハインドのまま8回へ。
二死一三塁、一打同点一発逆転の状況。
◯◯:頼む...
伊藤:打てー!!!!

パカン!  ウオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!
◯◯:伸びろ!行け!行け!
伊藤:入れ入れ!
樋口:いけーー!!!!

ウォアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!
◯◯:行ったああああああああ!!!!!!!!!
伊藤:うはぁーーー!!!!!!
樋口:やったああああー!!!
梅澤:逆転だよね!?!?
井上:すごいっ!!!!
畠中:これはすごい!

みんなで抱き合って喜ぶ。これだから野球観戦はやめられない。
そのまま最終回を抑え、試合に勝利!

◯◯:勝ったぁ......!!!
梅澤:すごい試合だった!
井上:感動しちゃいました!
伊藤:うおおおおお...!!!
畠中:伊藤、泣いてます(笑)
樋口:気持ちはわかる!!
◯◯:またこのメンツで来たくなった(笑)
伊藤:わかる!わかる!いつかまたこようなぁあ...!!
井上:私も行きたいです!約束ですよ伊藤さん!

最高の気分でお開きになった。オズワルドの2人は帰って行ったが、残りの4人はその後ウチで飲み直した。

樋口:梅ちゃんが惚れるのもわかるね〜、いい男め!
井上:めっちゃわかります!なんか包容感あって安心する!
◯◯:いや〜そんなことないですよ、美波に惚れられてるのは嬉しいですけど
梅澤:またデレデレしてる...
◯◯:あっ美波落ち着いて(ピコン
梅澤:試合中もだよ!みながいるのに2人にデレデレして!みなだけ見てって何回も言ってるのに!!
樋口:梅ちゃん1回落ち着こ?
◯◯:無理ですよ、このモード入ったら止められないし止めない方が面白いですよ(笑)
梅澤:ほらっ!みなのこと見て!!
◯◯:見てるよ?
梅澤:...///
◯◯:美波の方が耐性ないじゃん!
梅澤:ううるさい!んっ!

チュ
◯◯:んんっ...!!
井上:はわわ...///
◯◯:急に何してr
梅澤:ん〜!!

カプ ヂューーーーッ
梅澤:ぷはっ
樋口:やん♡ 梅ちゃん大胆♪
井上:はぅわわわ......///
◯◯:また付けられた...///
樋口:"また"ってことは前にも...?
◯◯:はい...しかもシラフで...
井上:梅澤さん...///
◯◯:うん、愛伝わったよ、美波が一番なのは変わらないよ?

ナデナデ
梅澤:でへへへ〜♫
井上:あぁ...かわいい...

......この動画は明日久保さんあたりに送っとくか...。

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