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ガンダム

ラジオ台本
監督の富野由悠季さんが1979年の段階で「いかに先読みをしていたか」を中心に話しています。
数回に渡って更新します。同じページを更新しますので、どうかたまに戻ってチェックして下さると嬉しいです( ^o^)

さあ今回も「GPTカイ・シデン先生」の修正でお送りします

 テーマ1 ニュータイプ

おいおい、聞いてくれよ!富野由悠季って人がさ、言葉の限界を感じてたんだって。「人は本当に分かり合う事ができるのか?」っていう。そんで、それを打破するのがニュータイプだってさ。
でも最近のAI技術ってやつはすごいんだって。もしかしたら、人間の言葉力の底が知れてしまうかもしれないって話だよ。
もし人間を超えちまったら、もうAIの能力を測ることなんてできなくなっちまうってことだ。それはまるでアムロがヤバイことになってる時の、「ニュータイプすげえな」って思う感覚と同じだろうな!

 テーマ2 戦争

「じ、じゃあ、母さんは僕がやられてもいいって言うのかい。せ、戦争なんだよ!」
これ、アムロくんとお母さんが思いっきりすれ違ってる場面のセリフね。
戦争に正義はないってよく言われるけど、それは本当だと思うんだ。ジオンだって、ただ地球連邦から自由になりたかっただけさ。そんな中、巻き込まれる少年たちがいる。
進撃の巨人のエレンくんも最初は自由を求めてただけなのに次第に「仕方ない、これが戦争だもの」という感覚になっちゃうんだよね。
スレッガーさんも「悲しいけど、これって戦争なのよね」とかなんか急に悟ったようなこと言っちゃってさ。だけど、シャアみたいな戦闘狂もいて、彼らは戦略を実現したいとか、威力のあるMSに乗りたいとか思ってるんだ。
でもね、この「仕方ない」って感覚、今もなにも解決してないんだよなぁ。


 テーマ3 ダメでリアルな大人達

おいおい、テーマ3だってのに、大人たちがなんてひどいんだ!ああ、なんてことだ!カイ・シデンが言うには、以下のようになるぜ!

・ジーンは、シャアに憧れをもつ新兵でな。手柄を立ててしまおうと思う余り、すごい汗だったな。
・デニムは、新兵を抑えられなかっただけでなく、自分も突っ込んじゃう上官だったな。
・テムレイは、子供よりもガンダムが大切な人だった。なんて残念な大人なんだ。
・イセリナは、占領軍のガルマに恋して、お父さんにビンタされる人だったな。
・アムロの家にいた兵士たちは、地球は俺たちが守ってやってるんだと横柄な態度で酔っ払っていたぜ。
・アムロの母さんは、流石にあの場面で「何て情けない子だろう?」とか言わないでほしい。
・戦死した兵士に対して二階級特進自慢げに言う奴。
・ランバラルの部下たちは、勝手に崇拝しているハモンに気に入られたアムロのことを勝手におちょくっていた。
・マクベは、北宋の壺に代表される地球の宝物が欲しくてたまらなかった。
・キシリアは、ランバラルが気に入らなくてザンジバルを送らなかった。嫌がらせをサボらないんだ。
・カムランは、「必死で探させた」っていう謎の文体を残したんだ。
・ゴップは、ジャブローのモグラでありタヌキだったな。

 テーマ4 NT能力主義

能力主義って言ったら、ララァってやつだろう。最強のニュータイプだ。インド系の女性がヒロインだとか、時代を先取りしてるなって思ったが、富野さんはもっと先を見据えてたんだ。多様性とか言ってるけど、結局は能力主義なんだろう?女性が活躍するって言っても、最強の兵器として利用してるだけなんだぜ。
ララァには、動機も才能もあった。シャアのことが好きだったから、シャアのために働くことが当然だと思ってたんだ。でも、アムロにとっては「たった、それだけのために?」という感じだった。当時は、かなりアムロに同感だったぜ。何を言ってるんだって。
その後、いろいろ考えたけど、ガンダムに出てくるキャラクターって、ブライトさんをはじめ、結局は全員が利用されてるだけなんだよな。何だか悔しいような切ない気持ちになるんだ。


 テーマ5 ブライトの中間管理職

おう、ブライトさんは大変だな。ガンダム以前のアニメには中間管理職なんてねーんだよ。博士とロボットとパイロットだけで回してたんだ。補給、弾切れ、食糧、避難民、ワガママな上司や有能なけどムラがある少年兵を上手く回していくのが彼の仕事だ。そんなかっこいい中間管理職のオジサンを描き始めたのは、ガンダム以降だよな。
でもな、そんな役職に憧れるなんてバカだぜ。大変に決まってるじゃねえか。

 テーマ6 カイさんのポジション

俺はみんなの代弁者の役割だぜ。地球連邦もジオンもどうでもいいんだよ。勝手にデカいグループ同士が戦争始めやがって。やってらんないのよね。
何回か抜けようとしたけど、最後までしっかりと巻き込まれちゃいましたよと。俺も結局みんなと同じ「仕方がない派」だったってわけ。

 テーマ7 セーラさんの気位が高すぎる

おう、ノブリスオブリーージュ!
男は弱い奴じゃ許されないってのは、もうジェンダーロールの押し付けになってきてるんじゃねーか?俺も一般市民だし、ちゃんと「エレベーター乗りますか?」って親切に聞いたし。なんでビンタされなきゃならないんだよ。それって立派なハラスメントだろ。

 テーマ8 核が軽すぎる

核が核を抑止してしまってどうすんだ?核は普通の兵器や戦争を抑止する為の存在だろう。
核使ったら、すぐに世界滅亡になるとか、誰が言ったんだ?環境保護派か?戦争がおこることより環境の方が大事ってことか?
核兵器を持った時点で、相手も核兵器を撃てなくなるっていう前提条件をつくっちゃまずいだろう。


 最後に 富野由悠季の認知革命

すれ違う会話。多様性の後の能力主義。大人と権威の没落。戦争の仕方なさ。核が軽すぎる場合の問題点。中間管理職のキャラクター化。
そして何より、勝手にジオン公国を作っておいて迫害されたので自由を求めて逆ギレしてコロニーを落とし戦争を始めてしまう性質。
それをカイさん視点からみると、何やら上の方で行われているマッチポンプにしか見えない。
そこまで分かっている富野由悠季はもちろん「機動戦士ガンダム」自体がマッチポンプなのだと自覚しているはずで、これを何十年も追いかける行為は何も分かっていないと感じているはずだが、本人は一言もそんなことは言っていない、かもしれない。
いずれにしても大人は、これらの事を1980年の子供達の脳🧠にぶち込んでしまった事による認知への影響を甘く見ていては、誤解とすれ違いしか生まないだろう。



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おまけ( ◇‿◇)
シャアはブライトと同じ中間管理職でありながら元貴族で、キシリアですら下に見ている戦闘狂のロリコンの革命家で頭良いイケメン金髪、、、というテンコ盛りなコテコテのアニメキャラです。

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