本日、新作を投稿しました。

こんにちは、綾沢 深乃です。

またも前回の投稿から1ヶ月近く空いてしまっています。
もっと更新頻度を上げないと思うのですが、難しいです。頑張ります。

前回と同様、私はずっと小説を書いています。
そりゃもう、ずっと部屋に籠って外に出るのは１週間に１、２回程です。
その成果もあって、小説は大分進みました。
人生最高ペースで進んでいます。
このペースだと完成するのは、４月中旬ぐらいかなと思います。

いつの間にか私が東京の会社を退職してから、もう１年を超えていました。今までは去年の今頃、あれが大変だったなぁとか考えてたんですが、それも変わってきています。
ただ、それでも仕事をしていた時の夢は、中々の頻度で登場してきます。忘れたい記憶に限って、毒の棘のように心の深い部分に刺さっているのでしょう。たまに声を出して、起きたりします。
この棘が完全に抜けるにはもうちょっと時間がかかるみたいですね。

さて、話が少し逸れてしまいましたが、当時の私もずっと小説を書いていました。現状とは比べものにならない短い時間しか確保出来なかったので、毎日絞り出すようにして書いていました。

おかげで働いていた時に書いた作品は１年以上、かかってしまいました。
出来上がった作品を周囲に読んでもらって、感想をもらい少々の修正をしてから、完成させました。

完成した作品を意を決して公募に出しました。
公募に出したのも私が一次選考を突破した賞でした。１度、１次選考を突破したのだから、今回も余裕でしょう。という考えからです。
出した瞬間は、この話に欠点なんて存在しない、完璧だ。
あー、これでやっと小説家になれるなー。とか考えていました。

しかし、数ヶ月後に分かる結果は、１次選考落ちでした。
もう何度も何度も味わっている雑誌に自分の名前がない底抜けの虚無感。
その結果を受け入れるのに弱い私は、また時間がかかってしまいました。
正直な事を言うと、今だって心のどこかで納得していない部分があります。

出張時の電車で昼休憩時のフードコートや帰りに駅前のスターバックスで、限られた時間からやりくりして、必死になって書き上げました。
勿論、書き上げた時の苦労＝作品の面白さに反映するとは思っていません。

ですが、どうしても……。
私は認める事が出来ませんでした。

『小説家になろう』及び『カクヨム』には幾つかの作品を掲載しています。
でも、この作品は掲載していません。
これ以上、誰かの目に晒して酷評を浴びるのが怖かったからです。
辛い環境下でこれ以上ないくらい、面白いと思って書いたのに面白い以外の感想を貰ってしまうと、何もかもを否定された気になって、立ち直れなくなる。

そんな気がしたのです。

その作品の後、今日までに３作品を執筆しています。
(今書いてるのが３作品目です)

今、現在初稿の推敲を終えて、作品に修正を落とし込んでいる作業中です。
その休憩時間にふと、本当に久しぶりに当時の作品のPDFを開きました。

あの頃の脳内の大部分を占めていた私だけの宝物のような小説。
面白いかな？　面白いよね？　大丈夫だよね？　本になるよね？
自分自身にずっと問いかけてきたお話。

その小説を数ヶ月ぶりに読み返しました。

感想は、言いません。

ただ１つ思ったのは、解放してあげよう。
それだけでした。

本来、小説は人に読まれる為に作られたと私は思っています。
誰にも読まれずにフォルダの中でずっと宝物になっていても意味がない。
そう思えました。

少し前は酷評される事をあれ程、怯えていたのにまるで違う心境の変化。
それがどこから発生したのか。私自身にも分かりません。
そうですね、少しばかり余裕が出たのでしょうか。悪い意味ではなく、心を埋めていた辛さが溶けて空間が出来た事で風通しが良くなったのだと思います。

さて、ここまで長々と書いてしまいましたが、本日午後19時から『小説家になろう』・『カクヨム』にて作品を投稿しました。

『君のオレンジなんか救けなきゃ良かった』

『小説家になろう』
⇨https://ncode.syosetu.com/n6532ho/

『カクヨム』

⇨https://kakuyomu.jp/works/16816927862356156175

以前の「青が読めなくなっても」と同じように毎日更新を考えています。
もし、お時間があれば読んでいただけると嬉しいです。