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お金より信用を稼ぐ

最近では一般ワードとして広がったオンラインサロン。

その先駆けと言えば、キングコング・西野氏。

月額1000円のオンラインサロン「西野亮廣エンタメ研究所」に5万人の会員がおり、単純計算でも、年間約6億円のお金を生み出している。

その西野氏の書作である『新世界』での「お金と信用」の話が面白い。ちょうどレターポットというサービスを開発しているときに書いた書籍なので、後半はサービスの説明となっており興味関心は分かれると思う(個人的には好き)が、前半部分では「お金と信用」に関する様々な持論が描かれていて興味をそそる。

特に印象深いフレーズがこれだ。

今の時代には「まず信用を稼いで、その後で換金する」という選択肢がある

どういうことか。

人には下記のような選択肢があると、分かりやすい説明がある。

日給1万円で3週間はたらいて「お金」を稼ぐのか。それとも、他人のために無償で3週間働いて「信用」を稼ぎ、しかるべきタイミングでその「信用」を換金するのか。

「信用」を貯めることで、それを換金できるのは、クラウドファンディングや投げ銭、オンラインサロンのように「少額かつ簡単にお金を送れる仕組み」が広がったからだ。

上記のような仕組みがない世界では、わざわざ口座番号を教えて銀行振込手続きをしてもらったり、対面で集金したりと、手間がかかった。

それに、お金を集める側はプラットフォーム上で何かしらの方法で評価されるため、リターンを明確にし、そのリターンを渡すこと約束してくれる。

この「少額かつ簡単にお金を送れる仕組み」は、今後も増え続ける。

例えば、Facebookも独自通貨を創ろうとしている。

当局による規制によってなかなか前進していないが、これが実現するとFacebookでメッセージを送る感覚で、簡単にお金を世界中に送ることができるようになる(かもしれない)。

ということは、「信用」を換金できる場所が日本にとどまらなくなる、ということだ(もちろん「信用」の稼ぎ方も、グローバル化する必要がある)。

西野氏はこうも言っている。

ほとんどの人が、お金の生み出し方に別の選択肢が追加されたことに気づいていない。
(中略)
あらゆるルールが変化するこの時代に、確かなことは一つだけ。「この流れはもう止められない」ということだ。

換金換金といってきてしまったが、「信用」を稼いでいる人は、「お金」に換金できることはもちろんだけど、それを人とのつながりや、食べ物や家などのモノに代えることもできる。

きっと今後はそのような「信用」お金以外に代えられる仕組みもどんどん増えるだろうな。

シンプルな下記ぶりで、すっと頭に入ってくる。「お金と信用」について気付きをくれる本です。


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いけぴい(池田 寛人)
気ままに更新をしています。マーケティング、フィンテック、スポーツビジネスあたりを勉強中で、関心があう方々と情報交換するためにnoteはじめました。サポートいただけると力がでます。どうぞよろしくお願い申し上げますm(_ _)m