富裕層が好きなスポーツ
WealthX社という調査会社がまとめた『Wealth-X Billionaire Census』に、富裕層の関心ごとをまとめられている。
調査対象は、最低でも約30億円以上の資産を有する富裕層で、アメリカ・欧州・アジアを跨いで約3,000人に対してリサーチを実施している。
その中で富裕層の関心ごとランキングがあるのだが、その3位にスポーツが入っている。
1位 ビジネス
2位 社会貢献
3位 スポーツ
4位 旅行
5位 金融
スポーツが関心ごとの上位にいることについてレポートでは下記のように触れられている。
Sport has always been one of the most popular hobby categories for billionaires, offering them a temporary (and at times relaxing) distraction from daily pressures, whether as a passive observer of elite sporting contests or as an active participant in the favored pastimes of golf, skiing and tennis (the trinity of classic ‘wealthy’ sports)
富裕層には経営者が多く、日夜プレッシャーを感じているため、リラックスや気晴らしになるスポーツを、受動的な観戦・能動的な参加を問わず求めている、ということだ。
また、特に関心のあるスポーツのランキングは下記。
1位 ゴルフ
2位 サッカー
3位 スキー
4位 テニス
5位 バスケットボール
6位 アメリカンフットボール
7位 スイミング
8位 ベースボール
9位 サイクリング
10位 競馬
ゴルフ・テニスあたりは、自分も長くプレー出来て、観戦体験も多く用意されているためなのか、人気が根強そうですね。
トッププレイヤーにスポンサー・パトロンがつくのもうなづけます。
一方で、サッカー・バスケ・アメフトはどちらかというと観戦、スキーは自分が楽しむ方に偏ってそうです。
個人的に少し気になったのは、スイミング。
ゴルフ・テニスと同じく、長く能動的に関われるスイミング。
ルールもシンプルで、観戦にも向いていそうです。
その割に、高額のスポンサー契約や賞金の話は聞きません。
もちろんスポンサーの額や賞金額だけがスポーツの価値ではないし、むしろ商業化されすぎないほうが、裾野広く多くの人が楽しめる、ということもあるかもしれません。
すでに、サイクリング・スイミングを組み合わせたトライアスロンは、富裕層のスポーツとして、その人気は上昇し始めている。
一方で、日本ではその高額な参加費が要因なのか、まだあまり広がっていない。
日本での、トライアスロン・スイミングの史上について、今後の広がりに注目してみたい。